入稿を増やしてしまったので、少々疲れました。一服します。音楽のお話でも・・・・。
プッチーニは有名なオペラ作曲家である。「蝶々夫人」・「ボエーム」・「トゥーランドット」などなど・・・。
彼の最高傑作は「トスカ」である。この上演をめぐってのエピソード。
アメリカのとある劇場でこの公演が決まった。ところが主役の女性歌手が大変なわがままであった。何事にもケチをつける。
中でも、いちばん酷い目にあったのが舞台担当の裏方たちである。彼らは「復讐」を誓った。
ところで、この物語は、騙されて殺された恋人の姿を見た「トスカ」が悲しみのあまり城壁から身を投げるところで幕が降りるという展開である。
実際に高いところから飛び降りるのであるから、怪我のないように、下には分厚いマットが敷かれている。
さて、幕が上がった。舞台はスムーズに進行し、いよいよ幕切れとなった。
「トスカ」が飛び降りて幕が降りるはずであった。ところが観客は異様な光景を目にした。飛び降りたはずの「トスカ」が城壁の向こう側にまた出て来るのである。2度も3度も、しかもあられもない格好で・・・。
いったい何があったのか?
裏方たちが下に敷いたのはマットではなかった。「トランポリン」だったのである。
かくして、「悲劇」は一瞬のうちに「喜劇」となってしまった。
「トゥーランドット」といえば、あの中の名曲がトリノ・オリンピックでも使われた。「荒川静香」さんのフィギュアである。
ところが、この曲は開会式のフィナーレでも使われた。歌ったのは20世紀最高のテノールのひとり「ルチアーノ・パヴァロッティ」である。
オーケストラの伴奏が始まったとたん、思わず拍手をしてしまった。イタリア人のユーモア感覚にである。
ところで、あのオリンピックの中継は必ずしもゴールデン・アワーの時間とは限らない。国によっては中継時間が真夜中であったり夜明け前であったりする。
だからこそ彼は歌ったのである。“誰も寝てはならぬ”、と。
あの曲を選んだのはいったい誰だったろう?
プッチーニは有名なオペラ作曲家である。「蝶々夫人」・「ボエーム」・「トゥーランドット」などなど・・・。
彼の最高傑作は「トスカ」である。この上演をめぐってのエピソード。
アメリカのとある劇場でこの公演が決まった。ところが主役の女性歌手が大変なわがままであった。何事にもケチをつける。
中でも、いちばん酷い目にあったのが舞台担当の裏方たちである。彼らは「復讐」を誓った。
ところで、この物語は、騙されて殺された恋人の姿を見た「トスカ」が悲しみのあまり城壁から身を投げるところで幕が降りるという展開である。
実際に高いところから飛び降りるのであるから、怪我のないように、下には分厚いマットが敷かれている。
さて、幕が上がった。舞台はスムーズに進行し、いよいよ幕切れとなった。
「トスカ」が飛び降りて幕が降りるはずであった。ところが観客は異様な光景を目にした。飛び降りたはずの「トスカ」が城壁の向こう側にまた出て来るのである。2度も3度も、しかもあられもない格好で・・・。
いったい何があったのか?
裏方たちが下に敷いたのはマットではなかった。「トランポリン」だったのである。
かくして、「悲劇」は一瞬のうちに「喜劇」となってしまった。
「トゥーランドット」といえば、あの中の名曲がトリノ・オリンピックでも使われた。「荒川静香」さんのフィギュアである。
ところが、この曲は開会式のフィナーレでも使われた。歌ったのは20世紀最高のテノールのひとり「ルチアーノ・パヴァロッティ」である。
オーケストラの伴奏が始まったとたん、思わず拍手をしてしまった。イタリア人のユーモア感覚にである。
ところで、あのオリンピックの中継は必ずしもゴールデン・アワーの時間とは限らない。国によっては中継時間が真夜中であったり夜明け前であったりする。
だからこそ彼は歌ったのである。“誰も寝てはならぬ”、と。
あの曲を選んだのはいったい誰だったろう?
小泉オペラもやっと幕切れ。
酷い目に遭った裏方は何千万人、しかしトランポリンを仕掛ける政党もメディアも現れず。
手を拱いて大団円を見過ごすばかり。
新しきプリマドンナ安倍ちゃんの登場。
皆でトランポリンを用意しよう。
NHKで桂小米朝さんがモーツアルトのオペラを
大阪弁で翻案したものを紹介していました。
面白かったです。
あんなの生で見たいな。