週刊金曜日の「貧困なる精神」第346号で、本多勝一氏が再び「南京事件」について書かれているので、その概略を紹介します。題して『南京大虐殺関連の裁判で否定派は3連敗』
◆事件は本当にあったのか◆
1997年8月29日の最高裁の判決によって、大虐殺が組織的に行われたことが、おびただしい強カン事件の発生とともに最終的に確定している。だから事件をめぐる“論争”の類も、否定勢力の完敗で決着ずみである。
日本の歴史学界でも「南京」は定説であって、事典などでも当然のこととして記載されている。
◆否定派の策謀と連敗◆
90年代後半になって、決着済みのこの事件に対し、またしても否定論が繰り返され始めた。そうした中で「李 秀英」さんや「夏 淑琴」さんに対する名誉棄損行為がひきおこされた。
しかしながら、まさに“売国奴”と呼ぶべき否定勢力に対して法廷で終始対決してきた弁護士の1人・「渡辺春巳」氏が言うように、南京大虐殺をめぐる最近の裁判は否定派の3連敗に終わった。
※ 李 秀英」さん名誉棄損事件とは
否定派の1人「松村俊夫」氏は著書『「南京虐殺」への大疑問 』で、「李 秀英」さんは「仕立てられた」だけのニセの被害者だと記述した。これは事件当時の被害に加えての二重の被害を受けたことになり、松村氏と出版社を提訴。上告審まで争われて「李 秀英」さん側の勝訴確定。
◆3連敗のもうひとつとは?◆
おもしろい、というよりありがたいことに、わたしも被告にされたりしてかかわったこれらの裁判のおかげで、大虐殺の新しい資料がたくさん出てきた。彼等にとっては文字通りのヤブヘビだったことになる。
「百人斬り競争」事件=南京への日本軍進撃の途上、2人の少尉が「どちらが先に百人を斬るか」を競争し、『毎日新聞』が報道した。戦後になってこのことをルポの中で書いた本多と朝日新聞社を、2少尉の遺族が「事実無根」と提訴。これも事実だったことが証明されて否定派の敗訴確定。
◆これらを分析すれば◆
否定派に共通する特徴は非合理性にあること、不利な事実はひたすら無視する点などである。
かくて、否定派が3連敗した風景を見つつ想起するのは、日本の同盟国でやはり敗戦となったヒトラー政権のドイツである。
南京大虐殺としばしば比肩されるアウシュビッツ。ドイツについてはとりわけ旧東独を中心に私もルポを書いたが(朝日新聞社『ドイツ民主共和国』=「著作集」第29巻)、アウシュビッツについてドイツ人の認識にもよく接した。
南京に対する日本人のそれとは、まさに「雲」と「泥」の差、比較の対象にもならない。
いかに3連勝とは申せ、今ごろこんな裁判や“論争”があること自体、日本および日本人のかなしさということに・・・。
◆事件は本当にあったのか◆
1997年8月29日の最高裁の判決によって、大虐殺が組織的に行われたことが、おびただしい強カン事件の発生とともに最終的に確定している。だから事件をめぐる“論争”の類も、否定勢力の完敗で決着ずみである。
日本の歴史学界でも「南京」は定説であって、事典などでも当然のこととして記載されている。
◆否定派の策謀と連敗◆
90年代後半になって、決着済みのこの事件に対し、またしても否定論が繰り返され始めた。そうした中で「李 秀英」さんや「夏 淑琴」さんに対する名誉棄損行為がひきおこされた。
しかしながら、まさに“売国奴”と呼ぶべき否定勢力に対して法廷で終始対決してきた弁護士の1人・「渡辺春巳」氏が言うように、南京大虐殺をめぐる最近の裁判は否定派の3連敗に終わった。
※ 李 秀英」さん名誉棄損事件とは
否定派の1人「松村俊夫」氏は著書『「南京虐殺」への大疑問 』で、「李 秀英」さんは「仕立てられた」だけのニセの被害者だと記述した。これは事件当時の被害に加えての二重の被害を受けたことになり、松村氏と出版社を提訴。上告審まで争われて「李 秀英」さん側の勝訴確定。
◆3連敗のもうひとつとは?◆
おもしろい、というよりありがたいことに、わたしも被告にされたりしてかかわったこれらの裁判のおかげで、大虐殺の新しい資料がたくさん出てきた。彼等にとっては文字通りのヤブヘビだったことになる。
「百人斬り競争」事件=南京への日本軍進撃の途上、2人の少尉が「どちらが先に百人を斬るか」を競争し、『毎日新聞』が報道した。戦後になってこのことをルポの中で書いた本多と朝日新聞社を、2少尉の遺族が「事実無根」と提訴。これも事実だったことが証明されて否定派の敗訴確定。
◆これらを分析すれば◆
否定派に共通する特徴は非合理性にあること、不利な事実はひたすら無視する点などである。
かくて、否定派が3連敗した風景を見つつ想起するのは、日本の同盟国でやはり敗戦となったヒトラー政権のドイツである。
南京大虐殺としばしば比肩されるアウシュビッツ。ドイツについてはとりわけ旧東独を中心に私もルポを書いたが(朝日新聞社『ドイツ民主共和国』=「著作集」第29巻)、アウシュビッツについてドイツ人の認識にもよく接した。
南京に対する日本人のそれとは、まさに「雲」と「泥」の差、比較の対象にもならない。
いかに3連勝とは申せ、今ごろこんな裁判や“論争”があること自体、日本および日本人のかなしさということに・・・。
という点に、こそありませんか?
なぜ、なんでしょうか?
私には天皇システムが深く関わっているような
気がするのですが・・・・単なる勘ですが。
どなたか、解説して下さい。
落石さん、天皇シムステムとどういう関係があるのでしょう。落石さんとは以前、もうこの問題はやりました。南京虐殺などありません。くどいというか、もう駄目。本多勝一、まだ生きていましたか、週刊金曜日、聞いた事はありますが・・。筑紫哲也が係わっているものですか?あれも左翼です。もう出て来なくて良いのに・・。これでお仕舞い。