今回は、401回目に書いたこの部分を要約する。以下の冒頭はその記事の名称。その後が、その記事中にこの順番であった中見出しである。
【 『若見えするには毛細血管を守れ』
「見た目と毛細血管年齢」「ゴースト血管のリスク」「大敵は加齢と高血糖」「下肢の筋肉を鍛える」「美肌にはチョコとナッツ」「(高カカオチョコのポリフェノールは)ワインのおよそ16倍」「体重平均約3キロ減」 】
書かれている毛細血管を守り、「改善できる」方法はこうだ。走ったりして下肢を鍛え、人間細胞、血管細胞を老化させる活性酸素対策として高カカオチョコを1日30~40グラムか、高カカオアーモンドチョコ8粒を摂ること。が、その原理を知らない毛細血管防御法知識は、応用が利かない数学解法と同じ。以下は、その原理である。
毛細血管とは、動脈と静脈の間にある網目状の細い血管であって、血管総延長の9割を占めるもの。身体のどこかでこれが詰まりがちとか壊れかけになると、そこに血液が流れにくいことになる。詰まりかけたり、壊れかけた毛細血管をゴースト血管と呼んでいるのである。するとどうなるか。酸素、栄養、ホルモンの運搬、老廃物回収・排出などができず、毛細血管も含めたその部分の細胞が死滅さえする。白血球が届かないから、免疫も弱くなるし、毛細血管が弱った部分では体温低下もおこる。さらには、脳へ行く血液には毛細血管でできた脳関門があって、そこが詰まるとアルツハイマーを発症させる。
年齢よりも10歳も15歳も若く見える人が居るものだが、それは毛細血管が全体的に若い人。そのためにもやはり、昨日に書いたように『若々しさの秘訣は血と筋肉と骨にある』にプラスして、ポリフェノールなどのファイトケミカル摂取というのが結論のようだ。
①顔の若さも無条件で先ず、全身(の細胞と血管)の若さが前提となる。その要諦はこの3回のシリーズすべてだ。
②その上でさて、顔特有の若さキープの要諦もある。顔の体操をすることだろう。年を取ると女は特に頭蓋骨が縮んで来る。ここから、皺も寄るしタルミも出るのは外っておけば、全身が若くても必然。それを止める方法は顔の筋肉をキープすることしかない。どうするか。
③僕はこの10年以上、おしゃれの一つとして顔面体操をやってきた。やり方はご想像に任せるが、4種類ほどあって、各10セットずつやる。顔の張りや皮膚の色を良くする毛細血管キープに有効なのだ。
ちなみに僕は「色が白いは、百難隠す」は美容として嫌いである。これは「ひ弱な女性」趣味とも言える日本的趣味の名残であって、健康な肌とは言えない。健康美の美肌は何よりも血色。これが若さなのだと考える。つまり、顔面毛細血管と筋肉のキープ。