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八十路ランナーの手記(362)走れる価値、年取っても走れるようになる方法   文科系

2021年07月20日 01時17分01秒 | スポーツ

 暑い中で外走りをやめてジム・マシンに専念。これがおのずから走力低下を招くのは分かっていたこと。それからややあって、大腸内視鏡検査で三つのポリープを取って中8日のラン停止命令を経た後、先週やっと走り直し始めました。市営ジムのマシン制限時間30分を2回で、13日が7・4キロ、15日7・6キロ、17日は7・9キロ、そして19日8・2キロまで来ました。15日は右脚に違和感が起こりましたが、17日は極めて好調。19日は、ウオームアップ走行を含んだ前半30分の4・1キロが今はまだ走りすぎだったのでしょう、後半に疲労感がありました。終わりの方の心拍数も高くなって、時速8・5キロほどなのに150ちょっとと、僕としてはこの速度の通常よりも10近く高くなっていました。因みに、僕の10分ほど持続可能な最高心拍数は165ほどです。

 さて今日は、ここにも何度か書いてきたことを標記のように改めてまとめて書いてみます。色んなスポーツをやった僕ですが、58歳からランニング入門をして今に至るまで学び、実体験してきたその内容です。その途中では、「慢性心房細動・カテーテル手術」による3年間の完全ブランク(69歳から72歳までのことです)と、そこからの復活という体験もありました。つまり以下の内容は、58歳からのランニング入門と72歳からの復活との両方から学んだことでもあります。走れる価値を以下のように実体験してきたからこそ頑張れたということも含めて。

 先ず長距離走の価値について。と言うよりも、サイクリングなども含めて、有酸素運動が人体、人生に与える価値と言った方が良いでしょう。
①有酸素運動が得意な高齢者は循環機能が強いから、ダイエットも自由自在。多量の酸素吸入によって生じる最大の人体細胞老化物質、活性酸素を中和するポリフェノール摂取さえ努めていれば、全身の細胞が若いのです。ちなみに、ウエートトレーニングだけやっていて走れない若者は、結局太っていくだけでなんのフィットネスにもなりません。ポリフェノールの宝庫となる料理のことは、このシリーズ最近の360号に書かせていただきました。

②有酸素運動で強い循環機能によって細胞が若いということは、以下の価値があります。肩も腰も凝らず、視力や聴力も衰えにくく、虫歯も少なく、皮膚も若くて、アチラの力も強い、などなどと。ちなみに、80歳の僕ですが、今でも毎日パソコンに4時間連続して向かい続けても目も含めてなんともないという身体です。血流の強さが、疲労物質を代謝してくれて、細菌などに対する免疫力も強くしてくれるということだと、掛かり付け歯科医が説明してくれました。

 次に、中年以降になっても走れるようになる方法ですが、以下を識らないからもう走れないと思い込んでいる人が実に多いと見てきました。なお、ここで走れるというのは、いくらゆっくりでも1時間も走れるという有酸素運動ランを指しています。
① 時速6キロ程でも6・5キロでも良いが、自分の最大歩行速度で30分歩けるようにまず努力します。次に、その30分の後の方で、歩いたのと同じスピードで初め5分走ってみます。するとやがては10分とかも走れるようになっていきます。これを週2度ほど続けて、速度はいくら遅くとも良いからとにかく30分「歩き15分・走り15分の形」まで続けられるようにしていきます。このトレーニングには瞬間スピードが分かった方が良いから、市営ジムのランニングマシンやランニングウオッチを使うことをお勧めします。
 
② その走り方ですが、足先を前に出す気持は少なくして、後ろ足で床や地面を蹴りもせず、なるべく小股が良いのです。その小股ですが、骨盤をやや前傾させて、前に来た脚の膝を伸ばし気味にして足裏全体で地面をつつき、その反動でやや前傾している骨盤全体を前に持って行き、その骨盤の「真下に」持ってきた前脚の膝を伸ばしてまた地面をつつくというような走り方が最も合理的なのだと思います。やや前傾した上半身の前脚で地面をつついた前への反動以上には下半身を前に出さないと言ったら良いでしょうか。 

③ ①の意味ですが、走れるというのは筋肉の問題というよりも血管を含めた循環機能の問題であって、これは循環器を長時間使うことによってだけ伸びたり、復活したりしていくものということです。また、①で30分の前の方の歩行は自分の今の循環機能を目一杯働くようにするウオームアップの意味があります。年をとると自分の循環機能が正常に働くまで、20分もウオームアップが必要な身体になっていくのですが、このことを識らなくて初めから速く走りすぎて5分も持たず、「俺はもう、走れない身体になった」と思い込んでしまうのが周囲を見てきたふつうの心境みたいでした。

④ 時速6キロとかいくら遅くとも、30分走れるようになってこれを続けていれば、その速度の心拍数が次第に下がってくるものです。そしたら、初めの頃の6キロ時走行心拍数まで速度を上げることができるんです。ということを重ねるのが、ランニング入門で速度を上げていく方法です。この「同一心拍数持続走行を重ねて速度上げ」は、スピードを落として走り込めば走り込む程大きくなっていきます。つまり、同じ6キロ時でも、30分より1時間のほうがずっと心拍数が下がってくるということです。

⑤ なお、以上によって(有酸素運動)筋肉も、そこの毛細血管の復活とともに次第に付いてきますから、これを柔らかくするためのストレッチが欠かせません。特に下半身や腰回りのストレッチを、物の本などにあるとおりに身につけていきます。これを怠ると筋肉(周辺)が固くなって、ランニング故障が多くなります。因みに、有酸素運動筋肉とは魚で言えば回遊魚の赤身魚の肉、無酸素運動筋肉が白身魚の肉です。この区別を人間で言えば、ランナーと、相撲取りや重量挙げ選手との筋肉の区別ということになりましょう。さらに一言、無酸素運動だけの人は最大の細胞老化物質・活性酸素への抗酸化システムが弱くなって早死にする運命にあります。痩せられない相撲取りがみんな早死にするのはそういう理屈です。現代科学によれば、走れない身体のままで無酸素運動に子どもを導くのは、罪作りじゃないでしょうか。「俺は太く短く生きたい」と豪語する大人の相撲取りを止めるつもりはありませんが。


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