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「よたよたランナーの手記」(221)「走れる」は肺炎にならない?   文科系

2018年05月01日 02時29分24秒 | スポーツ
「貴方のように走れる人は、肺炎にもなりにくいんだね」と連れ合いに言われて「どうして?」と尋ねたら、この本を読めという。飛鳥新社という所から出ている「肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい」。すぐに読んでみた。

 ちなみに現在の日本では、肺炎が脳血管疾患による死亡者数を抜いて、死因の第3位。癌と心臓疾患の次とあって、年を取るほどどんどんかかりやすくなるとあった。そして、その原因は加齢による誤嚥であって、その兆候は「ムセる」回数が増えること。これが、嚥下性肺炎につながる老化のサインなのだそうだ。と、こう書いてくると、「私も最近、思い当たる」という人が非常に多いはずだ。もちろん僕も思い当たる。

 さて、老化がどう、誤嚥の原因になるのか。本のこの部分を要約して言えば、こういうことのようだ。
 年を取ると筋肉が衰えるが、飲み込む筋肉も例外ではない。飲み込む時にのど仏を上に上げる必要があるのだが、その筋肉が衰えるから誤嚥が起こるというわけだ。食物を飲み込む時、のど仏が上に上がることによって気管を塞ぐ蓋が閉まるのだが、この機能が衰えるから「ムセる回数が増え、誤嚥が起こる」と説明してあった。そして、人の筋肉というものはいくつになっても鍛えられるもので、中高年でも意識して鍛えれば、10年は寿命が伸びるとも。
 また、こんな興味深いことも書いてあった。自分ののど仏を鏡に映してみなさい。老人なら首の半分より下にあるはず。対するに、若い人は半分より上にあるもの。それだけ、のど仏を挙げる筋肉が伸びてしまっているということです。鍛えれば上がってきます・・・。

 その鍛え方には、のどの筋トレ、呼吸トレ、発声トレと、三つの柱があるとあった。後者二つは飲み込む力に関わって分かり易いだろうから、のどの筋トレの説明だけをやってみよう。
 要するに、ウンという形で頭をうなずかせるその筋肉の強化なのだそうだ。額を手の付け根で押さえて、ウンを5秒×5回以上やる。顎に両親指を当てて、同じことをするというようなことだ。


 最後になった。日々の生活でも、血流が若くて助かっていることを書き上げれば、切りがない。全部、酸素が良く回る身体から来ているものだろう。以下はいろんな所から僕が仕入れた知識であるが、この機会にご紹介しておこう。
 ランナーが何故誤嚥に強いのか。飲み込む力とだぶる呼吸機能が強く、身体全体の筋肉も強いからのども強いかすぐに鍛えられるかであると、この本に書いてあった。ここでも速歩きをしなさいということだった。これでもって、医者がよく言う走る効能を三つ聞くことが出来たことになる。
①時速7キロ以上で歩ける人は長生きをする。血管が健康だという理屈である。
②ランナーは虫歯が少なく、8020運動に強い。血流が強いから虫歯菌などへの免疫力が強いという理屈を語られた。
③そして今度がこれ。走れる人は肺炎になりにくい。
 
 その他の効能を、色々挙げてみよう。
 まず、首肩腰がこらないし、腰痛、膝痛などは全くない。パソコンに3時間座っていても、目が疲れない。ギターを今日も3時間ほど弾いていたが、こんな練習を続けてもどこも痛めない。アセトアルデヒドを分解してくれる酸素吸収力が高いから、お酒にも弱くなりにくい。また、この年になると頭脳に波があると痛感するのだが、走った次の日などはギター練習なども効果が高く、頭脳が冴えていると感じる。これも体中で酸素を最も食うのが脳であるという事実と関係していよう。
 ちなみに、身体に酸素が入らなくなると真っ先に死ぬのが脳細胞だ。

 ただし、人生における大量の酸素吸入は同時に活性酸素という最大の細胞老化物質も多く取り込むから、その対策がまた必要だ。それが活性酸素を中和してくれるポリフェノールであると聞いてきた。
 これに関連して医者の間でこんな常識もある。「アスリートは早死にします」。活性酸素を取り込みすぎるから、細胞が早く老化するということのようだ。お相撲さんなどの早死には、周知の事実である。引退後に痩せられなかった人は、特に老化が速く、早死にの可能性が高い。

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