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悪夢の37年間     らくせき

2011年12月22日 19時18分03秒 | Weblog
北朝鮮の金正日総書記は、37年にわたって北朝鮮を統治してきた。
その37年間を振り返った記事が朝鮮日報に載っていました。
分かりやすいので紹介します。

①権力誇示型の経済運営、餓死する住民が続出

(首都の優遇と地方の切捨て)

②「先軍」を掲げた暴圧政治で命をかけた脱北者を量産

北朝鮮が慢性的な経済・食糧難に苦しむ中で、
国境を越えて中国などに渡る住民が列を成した。

金総書記はこうした状況を打開するため、何度か改革措置を取ろうとしたが、
いつもスローガンに過ぎず、失敗を繰り返した。
09年11月には、既存の貨幣と新貨幣を100対1の比率で交換する
貨幣改革(デノミネーション)を断行したが、
コメの価格が暴騰し、住民の生活はさらに疲弊した。

③大統領夫人狙撃、ラングーン事件爆破などの政治テロ

金正日総書記が74年2月に金日成主席の後継者として登場した後、
北朝鮮は韓国政府の最高位層を狙って直接テロ攻撃を敢行した。
最初の大型テロは、韓国大統領夫人の狙撃だった。
74年8月15日、祝賀行事の会場で金日成親子の指令を受けた
在日韓国人の文世光(ムン・セグァン)は、
朴正煕(パク・チョンヒ)大統領(当時)と
陸英修(ユク・ヨンス)夫人の狙撃を試みた。
朴大統領は無事だったが、陸夫人は犯人の銃弾をよけ切れず、命を落とした。

④大韓航空機爆破事件など、民間人にまで無差別テロ

金総書記は、86年のソウル・アジア大会(86年9月20日-10月5日)と、
88年のソウル五輪(88年9月17日-10月2日)を妨害するため、
民間人に対するテロも敢行した。

⑤2度の核実験の後、核保有宣言…全世界を脅迫

金正日総書記は、金日成主席が死亡した94年から、
数百万人の餓死者を出しながら一方的に核拡散防止条約(NPT)から脱退し、
第1次核危機を招いた。
米国を中心とする韓半島(朝鮮半島)エネルギー開発機構(KEDO)は、
北朝鮮が核を放棄する代価として軽水炉を作るという
ジュネーブ合意に署名したが、金総書記は約束を破り、核開発を中断しなかった。
しかも02年10月には、ウラン濃縮計画が発覚し、第2次核危機を招いた。
金総書記は「生存権のため、核は放棄できない」
「金主席の遺訓通り、われわれは核兵器を持つ意志はない」など、
相反するような意思表示を行っていたが、
06年10月9日、咸鏡北道吉州郡豊渓里の地下核実験場で1回目の核実験を行った。
そして、およそ3年後の09年5月25日、国際社会の制止にもかかわらず、
1回目の核実験に比べ5倍も規模が大きい2回目の核実験を敢行し、
北朝鮮は核保有国だと宣言した。
核開発は、韓国はもちろん、全世界に向けた脅迫を意味するものだった。

⑥板門店のポプラ事件から哨戒艦「天安」撃沈まで、挑発の数々

以上、37年間は、北朝鮮の国民にとって悪夢としか言いようのないものですね。


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「金王朝」とも対話しなければ (にんじん)
2011-12-23 11:23:43
拉致者を奪還することは出来ません。そのためには、日朝国交が回復されねばなりません。
 「圧力と対話」というが、対話の方策が論じられないのは何故でしょう。

 政権党である民主党はブルーリボンを付けていることをアリバイとしているかのようで、何もしていません。のみならず、他国民排外をすら策しているかのようです。
 
 例えば、「私たちは、これまで既得権益の構造から排除されてきた人々、まじめに働き税金を納めている人々の立場に立ち、この基本理念に賛同する個人(在日外国人を含む)で入党手続を経た者を党員とする」という規約を変えようとし、排外主義へと向かおうとしています。
 
 気をつけたいと思うことは、金王朝の悪事の羅列にかぶせて、拉致被害者の情報を大々的に騒ぎたてる怪しげな報道に惑わされまい、ということです。
 拉致問題で言えば、いちばん大事なことは「圧力を加え続ける」ことでなく、奪還することであるという自明なことに立ち返りいと思います。



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にんじんさんに同意! (文科系)
2011-12-23 14:37:14
 首領様が大嫌いなことは人後に落ちぬ積もりですが、ことさら北が日本軍増強の理由にされていることが、僕も怖いです。拉致問題を世に出したことは全く人道的で、正しいことと考えますが、それをやったのが小泉、安倍。これがそもそも、うさんくさい。冷戦期に化け物みたいにでっかくソ連を扱ったやり口。冷戦後のアルカイダ、イラク。一国の軍隊増強派は、必ず敵を作り、ことさら大きく見せ、あおり立ててきた。それこそ化け物じみたやり口の拉致問題と、日本軍増強の口実としての北と中国と。世の中難しいですね。
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Unknown (おいおい)
2011-12-24 09:35:01
 戦争とは常に相手があってのものです。こちらがいくら私たちには憲法九条があります。戦いませんなどといっても、攻めてこられたら否も応もありません。
 それはさておき、確実になにも起きないと断言できるなら、たとえば普天間基地など完全になくして、グアムなりアメリカ本土に移転しろ――まるっきり日本共産党の意見と同じですが――というのが日本人の総意になっていてまったくおかしくありませんがそうはなっておりません。
 中国や北朝鮮が日本に攻めてくるというのは今の状況が続く限り万が一の可能性もありそうにないとはいえるでしょうが、台湾有事や朝鮮半島有事が勃発する可能性はその数十倍程度はあるでしょう。
 その時、日本は九条があるからなにもしない、普天間基地をなくして情勢を多少不安定にしたかもしれないが、とにかく米軍に頑張ってほしい――なんて恥さらしな発言はなかなかできるものではありません。
 そのあたりの問題がクリアになっていれば、相手が「誰であっても」堂々と発言できるのですが。
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