お二人が、かなり長い論争を産軍共同体に関して
展開されていました。
一応、終了しているのですが、せっかくの論争が
あまり実りあるものになっていないように感じました。
最初は、文科系さんのコメントのなかにあった
次のような文章が発端でした。
最近のアメリカを称して言われてきた「恐怖の螺旋(政策)」とは、
そんな世の中のことである。
こうしてアメリカは、福祉も医療も介護も移民対策も貧困対策も、
全てを産軍政複合体の犠牲にしたのではなかったか。
産軍政複合体が、社会的弱者から国家予算を全て奪ったのである。
「恐怖の螺旋」路線とは、こういうことを実現する伏線である。
そしてこの「恐怖の螺旋」路線は、歴史的教訓としては
こんな社会で必然的に起きやすかった。
物に対する社会的需要がなく、物が売れていかない、
不景気もしくは低成長の社会。
そんな中で、安い製品を輸出する後開発国に追い込まれた
先進国の大きい国家財政が、そこの産軍に狙われやすかった
ということである。
とても良い指摘で、アメリカで起こっている事態を的確に述べています。
これに対する保守系さんのコメントは次のようなものでした。
まだ産軍複合体ですか、それがいけないのですか?
軍需産業と軍隊が複合するのは当然の事です。
それがアメリカであろうとフランスであろうと
イギリスであろうと常識でしょう。
それが世界の常識です。
貴方は、何を問題にされているのでしょうか?
軍隊がいらないのですか?
保守系さんは産軍共同体は、必要という立場を述べています。
この後、どんどん論争は進んでいくのですが、
深まっていかないのが残念です。
保守系さんは、なぜ産軍共同体が必要なのか?
その辺りをもう少し詳しく明らかにすれば、
論は深まり、日本とアメリカとの比較などにも
及んでいったのではないしょうか・・・
展開されていました。
一応、終了しているのですが、せっかくの論争が
あまり実りあるものになっていないように感じました。
最初は、文科系さんのコメントのなかにあった
次のような文章が発端でした。
最近のアメリカを称して言われてきた「恐怖の螺旋(政策)」とは、
そんな世の中のことである。
こうしてアメリカは、福祉も医療も介護も移民対策も貧困対策も、
全てを産軍政複合体の犠牲にしたのではなかったか。
産軍政複合体が、社会的弱者から国家予算を全て奪ったのである。
「恐怖の螺旋」路線とは、こういうことを実現する伏線である。
そしてこの「恐怖の螺旋」路線は、歴史的教訓としては
こんな社会で必然的に起きやすかった。
物に対する社会的需要がなく、物が売れていかない、
不景気もしくは低成長の社会。
そんな中で、安い製品を輸出する後開発国に追い込まれた
先進国の大きい国家財政が、そこの産軍に狙われやすかった
ということである。
とても良い指摘で、アメリカで起こっている事態を的確に述べています。
これに対する保守系さんのコメントは次のようなものでした。
まだ産軍複合体ですか、それがいけないのですか?
軍需産業と軍隊が複合するのは当然の事です。
それがアメリカであろうとフランスであろうと
イギリスであろうと常識でしょう。
それが世界の常識です。
貴方は、何を問題にされているのでしょうか?
軍隊がいらないのですか?
保守系さんは産軍共同体は、必要という立場を述べています。
この後、どんどん論争は進んでいくのですが、
深まっていかないのが残念です。
保守系さんは、なぜ産軍共同体が必要なのか?
その辺りをもう少し詳しく明らかにすれば、
論は深まり、日本とアメリカとの比較などにも
及んでいったのではないしょうか・・・
軍需の消費は戦争ですよね。
これでは、ちょっとね!
まだまだ橋や道をつくったほうが良いですね。
こちらは生産と消費のサイクルに良い効果が
あります。
ただ、軍事技術から、次世代の技術が
生れているのも事実です。
これは矛盾ですね。
「軍事ケインズ論」。僕は初めて聞きますが理解はできます。ケインズ流儀の「有効需要の作り出し」政策として、国家の軍事予算増額に頼るという意味なのでしょうね。
しかしながらこれはむしろ、新自由主義的経済学のひとつ・公共経済学の色彩のほうが強いと思います。「公共部門の果たす役割、経済効果を研究対象とする」という性格のものだからです。
でもこれは結局、アメリカを見てもわかる様に、こういうものだったはずです。
①産軍複合体の力が強くなり過ぎて、発言権の弱い社会的弱者への予算が徹底的に削られた
②その割には、軍事生産の世界は、比較的狭い範囲に閉じられた世界であって、その経済波及効果は少なかった。アメリカの物作りは伸びていない
③ここから、戦争による兵器消費や新兵器実験、および古い兵器の世界拡散など数々の悲劇が急増した。
やはり、アメリカの二の舞として、これはだめだと思いますが。
○軍需で政府の支出が増大する。これが乗数効果によって波及し消費者の消費が増大する。
○軍隊が学識、技能の程度が低く就職しづらい下流の人(主に弱年男子)を徴兵の形で雇用することで経済的負担を下げる。
○兵器の開発のための研究が民間の技術の移転、国家の技術力の増進につながる。
この論争をみんなのものにするためにもとても良いことだと思います。
産軍複合というと私のこれまでの印象では国民にとって経済的にも、外交上からも一つも良い事が無いように教えられたのですが違っていたのでしょうか?
アメリカとの強調を強める立場の人は、産軍複合体制をどの程度にとどめれば安全で経済を損なわず景気を刺激できると考えているのか知りたいものです。
平和と経済そして地球の未来といったテーマに一番迫れる論点なので、これからも率直に議論したいと思います。