米日欧協力し合った、官製大バブル破裂の後では、次のバブルは何で、だぶついているお金が今度はどこに流れるかこそ、今後の世界情勢分析の最大焦点。原油とか食糧とかは、その有力対象だと愚考してきた。
さて、そんな現在、原油29ドルなんて現状こそ、そういうポイントの一つであると言いたい。いったんは、原油・シェール・バブルが弾けたのである。アメリカに多い中小のシェール関係会社が、ばたばたと倒れていると聞く。今までバブル画策があって高すぎたとなったわけだが、今後はどうなるのだろう。関連して、今さらイラン制裁解除ってなんだったのだろうかとか、サウジ・イラン戦争が今起これば・・・などと、愚考してきた。
2008年に原油価格が1バレル147ドルころも、「もっともっとあがる」と広言されていた。最も最近の高値で言えば、2014年6月の104ドル。こんなころには、中国などは、さかんに原油先物買いをしていたはずである。つまり、産油国だけではなく、中・米絡みの情勢にもなっていくのである。さらには、ロシアとか南米ベネズエラ対策とか・・・。
それが今はどうだ29ドルである。中小の米シェール会社をどんどん傘下に収めていくゴールドマン、モルガンの動きも目に浮かんで来るのである。こんなに激しい値動きって、世界金融資本に何かの狙い、布石がなければ、起こるはずがないこと。実に怖い情勢だと観ている。
さて、そんな現在、原油29ドルなんて現状こそ、そういうポイントの一つであると言いたい。いったんは、原油・シェール・バブルが弾けたのである。アメリカに多い中小のシェール関係会社が、ばたばたと倒れていると聞く。今までバブル画策があって高すぎたとなったわけだが、今後はどうなるのだろう。関連して、今さらイラン制裁解除ってなんだったのだろうかとか、サウジ・イラン戦争が今起これば・・・などと、愚考してきた。
2008年に原油価格が1バレル147ドルころも、「もっともっとあがる」と広言されていた。最も最近の高値で言えば、2014年6月の104ドル。こんなころには、中国などは、さかんに原油先物買いをしていたはずである。つまり、産油国だけではなく、中・米絡みの情勢にもなっていくのである。さらには、ロシアとか南米ベネズエラ対策とか・・・。
それが今はどうだ29ドルである。中小の米シェール会社をどんどん傘下に収めていくゴールドマン、モルガンの動きも目に浮かんで来るのである。こんなに激しい値動きって、世界金融資本に何かの狙い、布石がなければ、起こるはずがないこと。実に怖い情勢だと観ている。
アレ?
そんな戦争がおこれば、30ドルの先物が即80ドルになるとか、アメリカで弾けたシェールバブルの復活だとか、もうウハウハではないか。頽廃プーチンのますます熱心なシリア介入も、米ロの談合の上だと観れば分からぬ事もないし・・・・色々考えてみた。
どうもアメリカは、イスラム文化(政府)を地上からたたきつぶす決意をしたのではないか。アラブ最大の同盟国サウジをも道具、犠牲にするかの戦略的行動は、そういうことだとしか思えない。こう考えれば、イラン制裁解除も、大戦力サウジと対抗できるように経済的余裕を与えてやったと見えないこともない。なんせサウジって、対GDP軍事費が世界最高の国だ。
こうして、こんな世界戦略は、世界通貨国なのにつぶれかけているアメリカの起死回生の策とも見える。なんせ、8000兆円の国家累積債務に加えて、年6100億ドルの軍事費を使う国なのだ。ただ座っていれば、1000兆円の累積赤字を抱えた日本よりも遙かに速く、確実につぶれる国である。
両国相手に、そしてシリアも含めて、さぞ米ロの兵器が売れる事だろう。石油先物、石油資産バブル復活と合わせて何重の儲けになるのだろうか。
サウジにイランを潰させれば、イランに怨念を持ったアメリカは、さぞ溜飲が下がることだろう。
けっこう、大きな要因なんだけど、「コケていない」て、中国の大本営発表を信じるしかない文ちゃん。
以上はつまりこういうことだろう。失業者、戦争、恐慌を問題にしないマクロ経済論議など聞くに値しないということだ。
こうしてみると、現在日本に出回っているマクロ経済とかアホノミクスの2%インフレターゲットなんて論外と思う。イラク戦争、勃発し始めたサウジとイランの険悪な関係、南欧や北アフリカ、東南アジアなどに大量に生まれている失業者の問題、日米の結婚も出来ない不安定雇用者の大群などなど。こういう事を他国のこととしてのように外って置くような議論は、およそ人間らしい議論などとは言えないはずである。
ナショナリズムよろしく自分の国の金儲けだけの話、個人の金儲けだけのこと。こんなのはまともな議論などというものではない。