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ザックジャパン(87) 本日ブラジル戦、本田の改心に期待  文科系

2013年06月15日 10時53分59秒 | スポーツ
 本日ブラジル戦だ。去年9月のヨーロッパ遠征・ブラジル戦では、マイナス思考の日本人はやられたとだけを考えるが、僕はむしろその前のフランス戦の方を注視した。フランス戦では立派に守備が機能し続けて勝利したのだ。そして、ブラジル戦は賢い人ならこう観たに違いないのである。ブジル相手にリスペクトを欠くほど大胆に攻める闘いを日本が演じたわけだが、あれはザックに何か実験的な考えあってのことだろうと。元鹿島のジョルジーニョや同じくオリベイラがそう語っていたのを読んだ覚えがある。もっともジョルジは「日本代表のゲームはすべてみている」と言いつつ、「ちょっと謙虚さを欠いていた」と評したのだが。

 さて、昨日の練習で本田がしきりにこんなことをやっていると読んだ。トップ下でタメを作らず、球離れ良くはたく練習。そう、これが正解。世界強豪の最先端の中央突破は今、タメなど作らない。ボールキープなどしていたらむしろ相手陣形を整えさせてしまう。特に、ショートカウンター気味の時にはそうだ。こんな時の香川や岡崎などは、本田にボールが入ったらすぐに走り出しているはずなのであって、キープなどむしろ害あって益なし。何か利己的意図があるのではないかとさえ言える。それでも本田はキープしようとする時があるから困る。ブラジルのDFはそんな時の本田を見逃すはずがないのだ。ドルトムント流をやる香川などとは特に合わないこと甚だしい時があるというものだ。

【世界のサッカーのスタンダードは中央突破の方向に進んでいるため、中央でタメを作るのではなく、そこを細かいパスやドリブルで突破していくサッカーが主流となっている】(「サッカー批評59号」17頁 論者は清水英斗)
 このやり方を切り開いたのはバルサだが、ドルトムントがこれをさらに進化させた。ゲーゲンプレスと呼ばれるもの凄く速いカウンター守備・敵ボール奪取からの攻撃がそれであるが、このショートカウンターは今の世界で最も鋭いものだ。

 味方の人数がいくらかでもある時には、本田はすべて球離れ良く叩くべし。走り出している香川や岡崎なら、一人でも何とかする時があるのだから。それが見てみたい。また、前のブラジル戦に出ていなかった前田と岡崎には特に期待したい。前田は深さを作ることを、岡崎にはダイアゴナルラン(斜め抜けだし)を。内田と長友がそれぞれ対面の相手を押し込む姿も、是非見てみたいものだ。とにかく、攻めに出る時は敵に時間を与えないで攻める。前半を無失点で抑えれば、焦るのは相手。そこにショートカウンターの好機がさらに多く生まれるはずだ。去年9月のブラジル戦が「撒き餌」であったと、結果としてでも良いから示して欲しい。事実あのゲームは実験をしたのだけれど。

 現在のブラジルは、世界22位。個人能力が世界有数な割に、組織としては欠陥があるということだろうし、恐れる必要は全くない。それぞれ世界15位ほどの時のパラグァイやフランス、それ以上のアルゼンチンにも勝ったことがあるザックジャパンなのだ。

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Unknown (1970)
2013-06-15 12:15:28
世界でタメを作らず攻撃出来たのは、ペップのバルサだけ。
又流行りのGプレスだが、これも相手がロングボールのカウンターをやりだすと無力化してしまう。ひとつの戦術が光を浴びれば必ず対抗策が産まれるからね。
仮に本田がキープせずはたくスタイルにチェンジすれば、それは残り1年をゼロからやり直す事になり、そもそもそのスタイルで戦う時の監督にザックが向くとは思えない。
中央を意識させサイドを広く使うコンセプトで長友のスピード、運動量が武器になっていたんじゃないかな。
札幌で韓国に3-0と稀に見る大差で勝利したのもこのスタイル。
シャビやイニエスタ、メッシ、セスク等が居ない日本で同じ事を目指すには1年では無理。
攻撃に関しては、シャドウストライカーの香川を本田が活かすやり方がベストでザックもそこはブレないでしょうね。
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これも (文科系)
2013-06-15 14:27:25
 これも、論理として十分にお答えになっていると思いますし、深謝。
 別項での貴反論、コンフェデ後ザックがどうするかとか1年ごとかは、予測の話ですから今は答えは出ませんよね。まーお互い予測同士の議論ということで、楽しいことですす。だが、こんな要素もあると言いたい。
①日本は育成も含めて、早くからずっとバルサ型を目指してきた。「高位コンパクトプレスと繋ぎ潰す、全員攻撃全員防御サッカー」という意味ね。小さくても出来るから。岡田武史が目指し続けたのもバルサ型だし、遠藤などもその典型。スペインのサッカーはペップではないが「中盤でやるサッカー」。そして、ドイツなど今の日本中盤選手の活躍を見ると、日本はスペインに最も近い所にある国の一つと思いますよ。
②ザック自身も、前に書いたように浪人時代にスペインまで自分で車を飛ばしてバルサに修行に行っている。その彼が日本で最初にやったのは岡田武史が果たせなかった理想の追求だった。これも「高位コンパクトプレスと繋ぎ潰す、全員攻撃全員防御サッカー」という意味ね。
③ドルトムント型はバルサ以上にショートカウンターを鋭くするなどの攻撃型で、香川と本田と乾、岡崎、清武がいるのにやらないわけがないと、これが僕の言いたいことなんです。乾や岡崎など、ドルトの誰よりもダッシュを繰り返せるのだ。
④ザックが前田に深さを、左右ウイングに幅を要求してきたのも、先ず初めはいつも敵を広げておいて、一挙になだれ込んで仕留めるやり方。
⑤どちらの予測が正しいかは、今日のゲームである程度うかがえるでしょう。前のブラジル戦は前田も岡崎もいなかったことだし、深さも幅も作れなかった。対して、僕は、昨日の本田の球離れ練習は、少なくともコンパクト陣・ショートカウンターを狙っていると見たのです。内田と長友との天秤練習もあったけど、高位コンパクト陣形がカウンターを受けやすい事への対策という気がしますよ。
 お互い、今夜が楽しみですね。
 
 
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点差ほどのことも・・・ (文科系)
2013-06-16 06:39:10
 また、「0対3!」とか、結果だけを言われそう! が、去年9月の「0対4」と同じで、「点差ほどの差などない」。解説の中田英寿もそう評していた。1点目は「ここからは打たない」と、シューター・ネイマールを囲んでいた3人が判断していたような体制!? 2点目は川島のミス。3点目はロスタイムの得点であって、あれは攻めねばならぬ日本にとって、よくある仕方ないカウンター得点。去年の3,4得点目と一緒だ。

 ただこのゲーム、いくつかの未来図が見られた。
①僕にとっての何よりの収穫は、内田が、マッチアップしたネイマールを押さえきったこと。内田は凄い。流石に世界1ドイツのベストイレブンだ。長友も流石のものだ。つまらぬミスがない。
②僕の予言通り、香川のトップ下もこのチームの明日を暗示している。これをこう解釈する人がいるだろう。本田をトップに出した結果、そうなったと。だがこれは、浅い考えだと思う。以下③の理由からも。
③本田の出来は悪かった。攻めのリズムを殺した時も多かったのではないか。他が速攻に走っているのに、それを見ていたのかと言いたい事が多かった。キープできるという自信過剰が目立ち、よくボール奪取をされてもいた。本田と遠藤が途中交代したというのも、何か近い未来を暗示しているかも知れない。「長谷部と細貝の2ボランチ」!? 今日の本田なら、ロシアからは出国できないはずだ。ちょっと強いだけの、スピードがない並の選手になっていた。

 重ねて言うが、今日の0対3は中田も言ったように、ディテールが起こしたものだ。世界強豪との対戦の少なさがそうさせる面もあったはずだ。ここから1年、ベスト20とのマッチゲームを多数作って欲しい。
 なお、中田はこう言っていた。
『負けないゲームをしようとしていた。自分(たち)の特徴を皆がもっと出すべきなのに。点差ほどの実力差など無かった』 
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何処をどう見ても普通に惨敗 (1970)
2013-06-16 09:32:10
ある意味前回の負けよりも惨敗。ポゼッションから1対1迄殆どの局面で完敗だったな。
ザックが岡崎をトップにしたのはよく分かる。
前線でボールを収められるのが本田しかいない現状では、DFの裏を取る動きは岡崎しか出来ない。だから岡崎のワントップ気味はいい。
しかし、香川、清武が簡単に縦にはたきボールロストが目立った。少ないマイボールでミスは致命的。
結局ブラジルDFはびくともしないで終了。
ポゼッションはブラジルの7→3位かな。
これを見て思い出すのは前回のW杯。岡田監督は一番ボールが収まる本田をトップに起用したが、おそらくザッケローニもそれに近い形にするだろう。又、ボランチも三人起用する形も視野に入れるだろうな。
でないと、今日の試合を延々繰り返す事になる。FWもブラジルのような相手には永井や宮内のように突出したスピードタイプの方が効果的になるだろう。五輪で成功したように。ポゼッションで圧倒される相手には徹底的なカウンターしかない。まあその辺はザッケローニの方が岡田さんよりは慣れてるから。
失点に関しても圧倒的な個人の差を見せつけられたから色々切り替えるには丁度いい完敗だったんじゃないかな。
同じメンバー同じやり方では何度やっても厳しいのがよく分かった惨敗でした。
高橋、遠藤、長谷部のトリプルでお願いします(笑)。
他のチーム相手なら今までのやり方でいいよ。
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サッカーをやってきた人間からすると (1970)
2013-06-16 10:19:19
3-0というスコアは大差で同じ相手に4-03-0というのはちょっとたまらない負け方になる。
例えば日本がアジアで3-0で勝てる国を考えてみればいいかな。
そんな差という事。
ありとあらゆる面で圧倒しないと中々そんな点差にはならないので、前回のW杯や五輪を手本にする必要はあるだろうな。
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1970さん (文科系)
2013-06-16 11:38:09
 惨敗は惨敗ですよね。それは認めます。ゲームは先ず結果がすべてだから。
 ただね、今後のためには、①どうしてこうなったのか、②こうならない方法があったのか、①に戻って、あったとしたらどこが悪かったのか、が大事でしょう。貴方の結論は「方法はなかった」ということだとは、分かりました。そこが僕や中田英寿はちょっと違うし、肝心のザックはこう語っているようです。「非常にまずい闘い方しかできなかったが、その原因は分からない。ただ、このチームの力はこんな物ではないと言いたい。原因は、選手達にも聞いてみながら、これから確かめる」。選手でも、結果派と原因派とがあるみたいで、前者の典型が長友、後者が香川のようでした。そして、原因派が大きく見ているのはこんなことのようです。
 去年の闘いよりも、前から行かないという意味でセーブしてスタートしたが、同じように早い段階で予期せぬ、ショックの大きい失点を喰らってしまった。そこから、前のようにこれ以上の失点はやれぬということで、余計前から行けなくなった。つまり、高位コンパクト陣形を取れなくて消極的になった。それなのに、後半初めにまた失点で、意気消沈という所と。つまり、あの2得点に潜んでいる原因を徹底的に明かすことが焦点でしょう。今の僕には分かりませんが、集団球技は主体的戦闘性が崩れたら負けですから。中田やザックが言っていた言葉もそういうことだと思います。点差ほどの差はないけど、自分たちの長所が出せなかったと。中田などと比べて、心が弱いことだけは、確かなようですね。
 なお、ここのところザックと選手達の闘い方の食い違いが表面化してきていたようですが、このゲームにもこれが関わっていると思われます。ザックは、「もっと攻勢的に行けば失点は食わぬ」という考え方。選手は、「強い相手にはある程度引いても」という考え方。このゲームは選手のやり方でスタートして失敗したものとも。大事なゲームは彼我の心理戦ですから、案外「最初から負ける姿勢」といえたのかも知れませんよ。
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イタリア戦の布陣? (文科系)
2013-06-16 13:18:14
 上に書いた監督と選手達との闘い方の食い違いが、イタリア戦に向かってどうなるのかなと考え込んでいる。 選手達多数の分析から言えばこれと同じ闘いか、それこそ、1970さんが言うようにアンカー置いた4-3-3。これじゃ意味がないからと監督案を強行すれば、メンバーを替えるとか?闘える奴を使えばよいという理屈? それとも、正攻法でラインアップを言い含め、やれない奴は交代とか? 温厚なザックには今になってこんなことの何かは出来ないだろうし、難しいなー。
 なお、岡崎、内田、遠藤も香川と同じ原因派のようで、結果派は長友、本田と吉田を筆頭としたセンターバックのようですね。南ア大会の前に阿部が入った時は、俊輔が落とされたのだったが? あの時の俊輔は「高位プレスの、全員攻撃全員守備派」だったよね。 
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原因も何も (1970)
2013-06-16 16:52:40
2戦合計7-0というのは、ディテールから何から差がありすぎるという事ですよ。
おそらくブラジルは来年の本大会で最悪でもベスト4には残るでしょう。しかし現段階でスペイン程のチームでは無い。まだ上があるという事です。
こういう圧倒的な差があるチームをひとつは破らないと目標とするベスト8ベスト4には残れない。これから1年で日本の個の力が伸びるかもしれない。しかし、伸びるのは相手も同じなんです。そこでこういう相手と戦うにはどうすれば良いかでしょう。昨日の戦い方の延長は無理。何度やっても同じ。
違う引き出しを作らなければいけない。
サンプルはロンドン五輪と前回のW杯。
ボールポゼッションが精々30%と考えればそれが妥当。ボールを収められる本田を前線に宮内や永井のスピードでカウンター狙い。そのこぼれを香川が拾う。こういう形で最小失点で抑えワンチャンスに賭けるしか無いでしょうね。しかし、全ての試合でそれをやる必要は無い。そこが南アや五輪からの進歩と考えればいいでしょう。
それに1年前にここまで決定的な差があると思い知らされたのはいい事。夢から覚めるには丁度いい惨敗。
新しい引出しも1年あれば大丈夫でしょう。
バルサのような戦い方をするのは、ブラジル相手に少なくともポゼッションで互角に出来るようになってから。やっと3割では不可能です。
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ご意見に賛同しません (文科系)
2013-06-16 17:57:00
 ご応答、ありがとう。こういう議論は楽しいです。以下のように立派にかみ合った議論ですし、代表内部でも過去に度々起こった議論だったという重要性もある。

 ボールポゼションは37対63。シュート本数は14対10でしたか? ただし、2回とも早く失点したから、カウンターを食って大差という、やはりサッカーでは度々起こること。サッカーでは0対2でも大差ですから。よって今の結果だけ見てはいけないと思います。流れからの必然的な得点と、偶発的な得点(ディテールの得点)とがあるし、それがいつ入ったかという集団心理には決定的なポイントもある。
 貴方の議論は結局南ア大会の岡田方式ですよね。僕はちょっと違います。ザックも、やり方は全く違うが、ドイツ大会のジーコのような冒険をしようとしているわけですが、僕もそっちに賛成。南ア大会前の意見対立で、俊輔らの側の意見に賛成という言い方も出来る。
 「日本は先に失点するとベスト16も苦しいから」と闘い方を替えたままで、結局パラグァイに敗れました。他方「世界を驚かせよう」とやったジーコは失敗しています。ナカタだけがジーコ方針をやったかのごとくでしたね。そして、ザックのブラジル2戦も失敗。ナカタはこれを「自分たちの闘いをしていない」と観ています。
 僕は、最後はあくまでも自分たちの闘いをして欲しい。南アのパラグアイ戦の時のような最後のことね。二つを使い分けるでも良いのだけれど、とにかく香川、内田、乾、岡崎、長友、本田と、06年のナカタクラスがこれだけいるのだから。そして集団球技は心の問題が非常に大きいし、日本はこれをネガティブ思考しすぎるという風にも思いますから。

 いずれにせよザックがどう新たな着手をするか、イタリア、メキシコ戦が見物です。結果よりやはり、来年目指して自分たちの闘いをして欲しい。そのために荒療治があってもよいと思う。ちょうど岡田とは逆の荒療治ね。思い切って持ちすぎる本田を落としたらどうかなどとさえ思いますよ。センターバックの一人を伊野波に替えてもっと上げさせるとかもね。
 それで見えてくる物も無数にあるはずだ。とにかく、今の中途半端なままではだめです。何の意味もないと思う。
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Unknown (Unknown)
2013-06-16 18:08:27
終わってみれば、負けても、本田依存症のザッケJ。
長谷部と遠藤が、どうにもならないぐらい消えていた事を何とかできないと、今後も・・・
彼ら「代表落ちは無い」て、ぬるくなっているのは明か。
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