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誰が時代閉塞の現状を打破するのか?  らくせき

2011年01月22日 15時12分16秒 | Weblog
名古屋市は、議会解散の賛否を問う住民投票、
市長選挙・知事選挙と3つが重なって、
オモシロイ。

しかし投票所に行って、誰に投票しようかと考えると、
頭が混乱してしまう。

今回の投票では、なにが問われているのか?
そこがスッキリと見えてこない。

市民税の10%減税、議員報酬の削減。
これが河村さんの目標。
閉塞感に陥った名古屋経済を市長として活性化したい。

では、目標を支えているのは、どういう価値観なのか?

一言でいえば、経済的な合理性を追求する?
市政も民間企業も同じ原理。
税金の負担、そして相応の公共サービス。
議員報酬の削減は、まさに、この合理性から多くの支持を
集めている。

では一番地という市民税の減税は?
河村理論でいえば、市民税が減税されれば、企業が名古屋に
やってくる。
減った分を補って余りある税収があるであろう。

ここで河村さんが言わないことがあります。
当分、税収の減った分はどうするのか?
経済的合理性から言えば、社会保障など公共支出の削減。
収益に寄与しないものは切る、でしょう。

対立候補は、対立より話し合い。
減税より福祉の重視を訴えています。
そういう意味では、これまでの延長線上の主張です。
そんな財源は、どこを搾っても出て来ない。
これでは市民を惹きつける新味があるでしょうか?

当選して、福祉重視の公約は果たせるのでしょうか?

公共的な部分が市場原理には合わないことは
市民は充分、分かっているでしょう。

しかしこれまでと同じ主張では賛同は得られないでは?
縮小再生産の世の中、福祉などの負担は、どういうカタチが
公平なのか?

経済的合理性が勝つのか?
公共的精神が、どこまで抵抗できるのか?

ホントウの争点は、新しい負担のあり方を、どう構築していくのか?
そこにあるのでは?

しかし、反河村派は、ここを争点にしているようには見えません。
また、そうしたら河村さんを論破できるのでしょうか?

閉塞感を破ってくれる方に票が流れるのではないでしょうか?



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2 コメント

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まず閉塞を打ち破れ! (額田王)
2011-01-23 03:50:22
 河村氏とちょっとした縁があったものとして、彼のいわばイデオロギー的な限界のようなものも知っています。ですから全面的に彼を支持するわけには行きません。

 しかしです、この閉塞に誰が風穴を開けられるでしょうか。
 愛知は民主王国といわれてきました。しかし、自民支配の地域とどこがどう変わっていたのでしょう。
 行政改革にしても環境問題にしても、民主王国は全くこれということはしてこなかったのが実情です。

 河村氏はそれをやるといっています。長良川河口堰も開けるといっています。徳山ダムの導水路工事も認めないといっています。

 民主王国はそれらを全く看過してきました。ようするに愛知の民主王国はトヨタ資本とその傘下の巨大労組の均衡の産物に過ぎず、それこそがこの地区の閉塞をもたらして来たのです。

 冒頭に述べたように、河村氏の限界を留保しながら、彼がやれるところまでやらせればいいと思います。
 彼のイデオロギー的偏向は地方自治とはなんの関連もありません。もし関連してくるようでしたらそれを退ければいいのです。
 地方自治は見識やイデオロギーではなく、ただ実践あるのみです。

 民主が勝っても自民が勝っても、今までの閉塞状況が多少のお色直しで継続するのみです。
 均衡やバランスしか視界にない民主や自民に何かが出来るとは思えないのです。
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民主党は (らくせき)
2011-01-23 10:42:01
官僚に負けてしまいましたね。
というか、民主党の政治家が
官僚以下の能力しかなかったと
いうことでしょう。

ダンダン勉強していくでしょうから
見ているしかないのかな?

返信する

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