九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

代表はなぜ強くなったか    文科系

2022年12月13日 10時12分13秒 | スポーツ
2010年の南アw杯スペイン初優勝前後から、スペインのように繋ぐだけでは勝てなくなった。メッシがいない時のバルセロナに得点力がなくなってきたとは、知る人ぞ知る真実である。スペインが勝てなくなったのは、ドイツ発祥のゲーゲンプレスがこの弱点を突けるようになったからだ。その後次第に、引いて守る守備の世界的名監督モウリーニョも勝てなくなった。スペインやモウリーニョを退けたこのゲーゲンプレスの世界的頂点が、2014年ブラジルW杯のドイツ優勝であろう。この大会では、日本人が好きなブラジルもドイツに大差で負けている。そして、2018年ロシア大会は誰もが予想しなかったフランス優勝である。これは、スペイン流繋ぎもゲーゲンプレスもぶち破る「戦術エムバペ」の産物と見る。今ではこのエムバペも23歳、この戦術がカタール大会ではすっかりチームとして洗練されていると分かる。

さて、こんな歴史を見てきたのは、日本が直近の世界サッカー2大潮流スペインとドイツとを負かしたからだ。それはなぜだったかを考えてみたい。

そもそも日本はどうしてこんなに強くなったのか。いろんな専門家の見解をも参考にして考えてみると、こういうことが分かる。ゴール前に引いて守る守備を最終ラインを押し上げてコンパクトにできるようになったからだ。そして、この陣形でゲーゲンプレス守備をやれているからだ。ドイツ戦では後半の後半まではまだまだ下手だったけれど、スペイン戦後半にはすっかり板に付いてきた。ゴール前で守っている吉田が、「上がれ、上がれ」と両手をひらひらさせて最終ラインを押し上げている場面も多いうえに、この守備陣形を形成している中盤より前がどんどん相手突っかけている。旧川崎勢がとにかくこれが上手い。守田、田中あたりが周囲にも声をかけているのだろう。
この守備は、間も無く当たるブラジルにも有効だと思う。ゲーゲンプレス守備とは、スペースを作らせないことと、オフサイドトラップなどが鍵になる。日本人はブラジルを持ち上げ過ぎるが、この三大会で優勝できていない理由を考えたことがないのだろう。選手個人能力では世界で抜きん出たブラジルは組織に弱いのである。プレミアで名を馳せるような世界的名監督が近年のブラジルから出ていない理由も組織論が弱いことにあるのはまちがいない。優れた個人技だけでは「組織として逆算したスペース消し守備」に勝つのは難しい。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

病状悪化、w杯フランス

2022年12月13日 09時52分00秒 | #闘病
退院の翌日、急性症状がでて、夜間の緊急外来診察から即入院。それが8日のことで、はや13日。驚きつつの困惑。さすがに悩んでいる。手術の副作用の病状悪化と悪い菌を二度も拾ったことが原因らしいが、医者は心臓の心配まで始めたらしい。昨日は心エコーをあまりにも入念に取っていたのでこれも驚いたほど。敗血症から始まる死への悪循環をこの歳になるとちょっと警戒ということらしい。
そんなわけで、同人誌の仲間には、月齢冊子が2カ月続きで出せないと、お伝えしたい。ある無神論者の死に方として死を恐れることはなくなったけれど、とてもやりたいことはたくさんある方で、やはりまだ死にたくないとも。でも、食べられない体重が53キロを今朝切っていたのには、本当にビックリだ。胃のムカつきがあるからだ。

さて、ワールドカップだが、ここで僕が押したフランスが残っているし、エムバペはダントツの得点王だろう。なにしろ、今のフランスは戦術エムバペで迷いが無いし、中盤のグリーズマンがまたモドリッチに匹敵する選手で、彼が組織する守備もかたいのだ。スペインではつねにモドリッチとグリーズマンとの中盤争いはいつも評判になっているはずだ。モロッコと日本の躍進には世界が驚いたけれど、モロッコの強さが旧宗主国フランスの人脈指導に支えられて来たことはあきらかだろう。

それから、また発言を始めた本田圭佑について一言。彼は、ブラジル大会後の反省を仕上げないと、発言を控えていた方が良いと言いたい。なんせあの時、彼はこんな大々的自己批判をしていたのだ。「何が起こったのか分からない。サッカー観を全く覆された」と。この発言には伏線の重大なものがあって、監督であるザックと本田らとの間でチーム方針の不一致が続いていたのである。本田に聞きたい。ザックの「危機管理をしたサイド攻撃中心。中央突破にこだわりすぎてはいけない」という指示が正しかったのかどうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする