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戦争ニュースの読み方で  文科系

2022年05月09日 06時56分44秒 | #ウクライナ戦争#マウリポリ陥落#アゾフ大隊

 標記のことについて一言。戦争の一方的な残酷ニュースは疑ってかかるべし。また、相手政治家に対してはともかく、国民を鬼のように見てはいけない。憎しみの連鎖になって、また戦争を起こすことになるようなマスコミ手法だから。

 戦争って、大量殺人もさりながら、何でもありになるから恐ろしいもの。そこから「酷いニュース」を拾い上げ、数え上げれば切りなくあるだろう。永年の友人や仲間を殺された人間は鬼にもなろうし、さらには「鬼畜米英」のように敵を「鬼畜」とさえ描き出してきたもの。そういう印象操作・宣伝こそ国を挙げての戦意高揚の最大手段の一つなのだから。
 出所、証拠が示されていない伝聞様のものとか、確証がどこにあるのかというニュースなど、今回に限ってはまたアメリカ発のニュースがどんどん流れるが、全くの印象操作、戦意高揚操作・発表も多いはずだ。これは普通の大人の判断を少し働かせてみれば分かることも多いと分かるほど。

 プーチンの開戦がアメリカのイラク戦争と同様に残酷なものであるのは明らかだが、だからロシア(国民)も鬼畜だとはならない。イラク戦争からアメリカ(国民)を鬼畜とは描けないのと同じだ。戦争の双方とも国民は欺されている場合が多いというそんな操作に乗せられれば、誤った世界観、歴史観さえも持たされることになっていく。これこそ、戦争による憎しみの連鎖になっていくもの。戦争双方だけでなく直接間接の関係国をすべて含めてのことである。ちなみに、この7日にアメリカのCIA長官がこんな談話を発表している。時事通信の記事だ。

『バーンズ氏は、侵攻で明らかになった「ロシアがこれだけ残酷ならば、ロシアの残虐性により、ロシアと緊密な関係を維持する中国が「評判を落としかねない」と指摘。習氏は「予測可能性」を重視しており、「戦争に伴う経済の不透明感」も習氏の動揺につながっていると説明した。』

 ちょっと前の「テロとの戦い」も、そんな悪循環の塊を形成していったと思う。その挙げ句が「イラクに大量破壊兵器があり、テロ集団が使うかも知れぬ」という嘘の理由に国民も熱狂して、そこから起こったのがイラク戦争。ちなみにこのイラク戦争開戦には、国連がアメリカに猛反対した。以来アメリカは国連を軽視して来た。が、国連がなければ、憎しみの連鎖が今後の世界を二分していくだけだ。ウクライナ戦争でも、マリウポリなど無数の市民開放は国連だけに可能であったことも多いという、貴重な功績である。戦争や核兵器やの恐怖がない世界は、国連のような国際組織を将来的に強化し合っていく以外には道はないのである。

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