前回、前々回にここに書いた膀胱癌は、今日、一先ずこのような診断が下った。
① 内視鏡で見た癌自身は大きいし、深そうで、悪性度も高いようだが、2回のCT検査では、肺その他への転移は見つかっていない。
② 26日の癌とその皮下を削除する内視鏡手術で癌自身の重厚さも分かるだろう。その日までには、今日行ったMRI検査結果から皮下削除の深さ程度も分かっているはずだ。
③ 膀胱壁は腸や胃に比べて厚いので、助かっているという面がある。
これに加えて、僕のおずおずとした質問に、予期せぬこういう応え。まー嬉しかったこと!
「大いに走ってくださってよろしい!」
「ワインもよろしい、どうぞ!」。
ということで、当面26日の内視鏡手術までは、思いもせぬ嬉しさ、ランナー復帰にまでなって、本当に驚いた。20日ほど走っていないのが僕の身体にどう影響しているか。これは明日分かることだが、ゆっくりと、ちょっとずつ、手術までのこの一週間にできるだけ走力を戻しておきたい。皮下削除がどの程度になるのかという問題は抱えながらも、そんな心境になっている自分が戻ってきたのである。
ちなみにここにも書いた「最強の野菜スープ」は、癌が分かって以来ほぼ欠かしたことがないのだが、不快感が多くなっていた体調を整えるのに大いに助けになって来た。飲み始めたら身体の全体的不快感、違和感が消えて食欲が増し、はっきりと快眠、快便になるのである。飲んだ日は、便秘にならず、よく寝られるのである。さらに、スープを欠かした日と比較しても、如実に違うのだ。特筆すべきほどに違う。あの本を書いた前田浩さんが抗がん剤研究の日本最高峰のお一人だそうだが、さもありなんと思うばかりだった。
これを飲み始めたのが去年の6月から。「老人ランナーというのは、細胞を痛めつけ癌にも繋がる活性酸素を特に多く摂る身体だから、これを中和するポリフェノールの最大限宝庫、野菜スープを!」とやって来たのだが、これが僕を救ったのかも知れない。1月には170キロ走ったなどと若い身体は癌も速く育ち、転移も速くなるはずが、今のところそうならなかったということなのだ。
この「最強の野菜スープ」については、当ブログ2021年8月24日の随筆を参照されたい。スポーツマン必須の食べ物だという言葉を付して。