九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

日本会議論議を終わるに当たって  文科系

2020年09月01日 09時39分23秒 | 国内政治・経済・社会問題

 このエントリーを持って一か月以上続いた日本会議論議を終わりたいと思います。この団体が目指す憲法が出来ればこういうことになるという、締めくくりを以下のようにして。 

 ある国民を切り捨てる全体主義   

 天皇敬愛を「同朋感」「国柄」として憲法の柱に明記すること自身が、これを持たぬ国民を切り捨てることになる。これは、国民主権や国民の思想信条の自由を憲法で無視する全体主義である。キリスト教徒、無神論者、まともな仏教徒らはみな無視されたことになる。「日本会議がめざすもの」という文書の以下の文言にそのことが示されている。

『125代という悠久の歴史を重ねられる連綿とした皇室のご存在は、世界に類例をみないわが国の誇るべき宝というべきでしょう』(「日本会議のめざすもの」全6節の中の「1美しい伝統の国柄を明日の日本へ」から)
『皇室を中心に、同じ歴史、文化、伝統を共有しているという歴史認識こそが、「同じ日本人だ」という同胞感を育み、社会の安定を導き、ひいては国の力を大きくする原動力になると信じています』(同上)
『そもそも憲法とは、歴史的に形成された国柄を反映した国の基本法です。私たちは、外国製の憲法ではなく、わが国の歴史、伝統にもとづいた理念に基づき、新しい時代にふさわしい憲法の制定をめざし』(同「2 新しい時代にふさわしい新憲法を」)

 民族優位論が排外主義に繋がりうる

  このような理念を中心に据えた国家観とは、アーリア人、ゲルマン民族の優位を説いたヒトラー全体主義とどこが変わるというのか。異質国民の統制や、他民族蔑視・制圧やをどれだけ自制するかという程度の差しか残っていないことに気づきもしないこの無意識こそ、今後に向かって実は最も恐ろしいものだ。ここに描かれてある「国柄」への神聖感情、民族優越意識が国家を握ったその程度に応じて、他者への不寛容、排斥がもたらされぬ訳がない。戦前の思い出がある東アジア諸国の神経を逆撫ですることにもなる。

 こんな全体主義、排外主義憲法を目指す文書に連判を押した国会議員、地方議員は、その民主主義国家感覚が狂っているのである。そういう人物こそ、今現在既にもうこう叫んでいるのだ。「天皇を冒涜するものは、公序良俗、公共の福祉に反する者である」。憲法に象徴と明記されてある天皇について国の主人公である国民が自由に論議するのを妨げるような神聖視こそ、上記全体主義の顕れそのものである。

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喜寿ランナーの手記(305)1時間8・2キロがやっと  文科系

2020年09月01日 03時10分57秒 | スポーツ

 僕の老い?について、前回こう書いた。
『前半(30分のジムマシン・ラン)を4・2キロ走ったが、これが今の僕には無理っぽくなっているのである。僕の場合前半30分の初めはウオームアップ歩行、緩走も含むから、4・2キロを目指そうとすると前半の後半は9キロ時ほどで走らねばならず、この無理が後半に祟ってくるようだ。つまり、後半はともかく、前半は4・1キロが限界に近くなっているのである』
 30日のランでも、この記述が確かめられたと思う。30日は前半30分を4キロにして、後半を4・2キロだったが、この実験で色んなことに気づかされた。

 まず、合計8・2キロを走り通せた。そして、疲れも少なかったせいか、ランの後で最近には珍しく僕のジム・ウエートトレーニングを一通りこなしただけでなく、余分なことにも手を出して帰ってきた。いつものは、座位のプッシュ28キロとプル70キロを各10回、プラス腹背筋だが、これに加えて正式スクワット75回の他に、ベンチプレス30キロ10回などをやって来た。問題は、この疲れがどう出たかということだ。
 
 この30日のジム帰りには、身体ではなく、心臓が疲れていると感じた。これは、今までの疲労感体験からランが原因なのだとはっきりと分かった。事実31日になっても身体の張りとかは皆無だったし。
 前半30分の走りの心拍数は、1か月入院ブランクの前の普通時に戻っている。時速9キロで150前後である。それが、後半の9キロ時だと160を超えることもある。僕の場合、160を超えると「このままは無理、抑えるべし」としてきた数値だ。つまり、ラン30分以降には、9キロ時の走行で心臓の疲れが酷くなるらしい。

 さて、「酸素を多く採るよう血液の質は向上できても、心臓機能自身は鍛えられない」というから、そろそろ9キロ時が無理という心臓になってきたと結論できるのだろう。これが秋に気温が低くなったら変わることがありうるかとか、それまでもうちょっと何か鍛えられるのかとかが宿題になったという、30日のランだった。まーいつも言うように、ぼつぼつやるさ。年齢なら、僕のランのケンカ相手ではなく、付き合っていく相手なのだから。なにしろできるだけ死ぬ間際まで走れるようにありたいのである。  

 

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米、また安保理採択敗北で暴力へ   文科系

2020年09月01日 02時56分43秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

  

「マスコミに載らない海外記事」のサイトに、標記のことを表す記事が載った。イラン制裁延長問題で、アメリカが完全に孤立したのである。英独仏も米提案に賛成せず、と。よってアメリカはますます暴力に走るということだろう。

『2020年8月30日 イラン制裁に関する国連安全保障理事会投票は国際関係の新段階の先駆け

2020年8月27日 ジェームズ・オニール New Eastern Outlook

 世界共同体からのアメリカの孤立は日ごと益々明白になりつつある。最近の例は、核兵器計画とされるもののかどで対イラン制裁を延長するアメリカ動議に反対する国連安全保障理事会の投票だった。安全保障理事会メンバー15カ国で、アメリカとドミニカ共和国だけが制裁延長に賛成投票した。ロシアと中国は共に反対投票した。おそらく、より重要なのは、通常、アメリカの積極的支持国のイギリスとフランスを含めて、安全保障理事会の他の11カ国が棄権したことだ。

 アメリカのマイク・ポンペオ国務長官は、安全保障理事会の投票結果にかかわらず、アメリカは対イラン制裁政策を続けることを明確にした。アメリカが国際法について一方的考え方をしている、これ以上明白な兆候はない。我々と意見を合わせろ、さもなくば我々は思い通りにして、とにかく我々がやりたいことをするぞ!

 国連安全保障理事会投票が十分明白ではなかったかのように、2020年8月20日、三つの最も重要なヨーロッパ大国、イギリス、フランスとドイツは、明らかにアメリカの態度に対する反対を述べる共同声明を発表した。共同声明は、アメリカの態度と行動に対する遠慮ない拒否で、注目に値する。

 2018年5月8日、アメリカは合意からの撤退後、JCPOAの参加者であることをやめたと声明は言う。三カ国は、従って、彼らは「JCPOAを支持する我々の現在の取り組みと相いれない、この行動を支持することはできない」と書いた。

 三カ国は、更に、彼らはこうまで述べている「多国主義の基盤を構成する過程や組織の維持に専心している。我々は国連安全保障理事会の権限と完全性を奉じるという目的に導かれている。」

 これは現代における、アメリカ単独主義に対する未曾有の拒絶だ。通常はアメリカ単独主義の主要応援団ニューヨーク・タイムズさえ、(20/8/20)アメリカ政府の行動を非難した。新聞は、三国が「アヤトラを支持することに決めた」と言って、イギリス、フランス、ドイツ政府の立場を非難したマイク・ポンペオ国務長官の言葉を引用した。

 ポンペオは、アメリカ単独主義の主要唱導者の一人だが、通常支持してくれるアメリカ同盟三国を毒舌的な言葉で攻撃した素早さは、アメリカがどれほど、多国主義の見せかけから遠ざかっているかの目安だ。ポンペオは、地域でイランに対する最強で、最も騒々しい反対者、イスラエルの強力な支持者だ。

 イスラエルは、そうと公言していない核保有国で、核拡散防止条約に加盟したり、公式に核保有状況を認めたりするのを拒否している事実は、アメリカのどの政権によっても決して批判や反対意見の対象になっていない。現在のアメリカ政権も例外ではない。

 国連安全保障理事会のほぼ満場一致の意見も、もちろんアメリカが一方的に行動し、イラン政府に対する制裁を延長するのを阻止するまい。イランとの新しい「合意」に関するのトランプのあいまいな言葉は、無視してかまうまい。イランに対するアメリカ反感は、少なくとも、1953年の、民主的に選出されたモサデク政府打倒にまでさかのぼる。(以下略)』

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