日本サッカー報道にはどうも、標記のことがあるようだ。現実のサッカーを描かないで虚像を作り上げ、描き上げるスポーツマスコミ! 例えば、過去にマスコミが仕立て上げてきたサッカー「名」選手を思い出してみると良い。初め森本、宇佐美、久保建英、東海地方では宮市・・・。僕はここに、本田圭佑も入れたいと思う。いずれも、世界的なリアルな顔にはなっていない選手ばかりである。対するに、彼らよりもずっと扱いが小さかったリアル代表の世界に知られた顔は、岡崎、長谷部、香川、そして内田も。先日引退、即日本サッカー協会に入ったその内田がこう言ったというニュースが、流れた。「本田さんは勝っていない!」。強いリーグで、それなりの成績を挙げてはいないという意味だろう。凋落したイタリア、ACミランは、イングランドなど3強国にはすっかり水をあけられていた。本田はあのチームにも、移籍金無しで入った選手なのだ。
さて、僕はここで何も、名選手・本田らをけなしたいのではない。日本のスポーツ・マスコミが作り上げる「バーチャルなニュース種世界」をこき下ろしたいのである。「サッカーをスポーツらしくちゃんと報道しろよな!」という意味である。スポーツはスポーツらしく「リア充」で行けよ、バラエティーとは違うんだぞ・・・と言ったら分かりやすいだろう。
マスコミは自分の虚像を上手に膨らませることができれば、それだけを繰り返して金儲けが出来ていく世界だ。が、スポーツ自身は、リア充の世界にしか存在しないのである。僕は、たった一度の人生を夢の中で浪費したくはない。