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最高裁のようなものが     らくせき

2013年11月21日 09時49分09秒 | Weblog
憲法をコケにして、違憲状態という判決。
違憲状態は現状を追認したコトバ。
これじゃ最高裁はないほうが良いかも。
法律のプロとしては失格のような状態。



コメント (6)
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ザックジャパン(130) この2戦の最重要視点  文科系

2013年11月21日 08時06分25秒 | スポーツ
 ベルギー戦だが、本日の中日新聞は一読で秀逸な解説だと思ったもの。日本を勝利させた最も重要なポイントを解いているからだ。サッカー評論で何を論ずるのも自由だが、ゲームなのだから勝つチームとはどういうものかを押さえた評論こそ優れていると言える。また、サッカー評論ではこのポイントが極めて難しい。野球の名投手や、1発でゲームを決めてしまう4番バッターのような立場はないからである。サッカーで名投手や4番バッターの役割をするのはあえて言えば、その組織であろう。歴史的に優れた組織戦略を創り出し、さほどでない選手にそれを徹底して、世界のサッカー史を塗り替えたような名監督が多くでているのがその証拠である。現在では、ドルトムントのように。
 戦いの組織論と言えば戦争論があるが、戦争では戦略と戦術との区別は極めて明確である。前者は全体作戦、後者は局面作戦のことであって、前者を抜きにして後者だけ語りあうならば何度やっても勝てないはずである。同じように戦略を抜きにして戦術よりももっと小さい例えば選手入れ替えなどのことを語っても、こう言われてお仕舞いだろう。「そんなの戦術でさえない、ディテール(些細なこと)だよ」。もっとも、得点が少ないサッカーでは、このディテールで勝敗が決まってしまう場合があるから、たびたび大番狂わせが起こる。が、ディテールとはそもそも偶然性の世界。ベルギー戦で酒井高徳が付いてくる敵に気づかなかったから先取点を防ぐチャンスを逸したようなものだ。ちなみに、この酒井失敗の直前に川島の失敗も重なっていたが、酒井が敵に気づいていればあの失点は防げたと僕は確信している。
 なお、サッカー戦略という場合彼我の人数は同数であって、近代兵器のようなものは存在しない。その意味では、白兵戦に近いということになる。同数の人間が白刃を交わし合う戦いとみなすのがよい。だから組織が大切になるのだと思われる。

 さて、そういう現代サッカー戦略を進めて歴史に残るような名監督は現在三人いて、二人は「コンパクト戦略」(これについては、紙数の関係で、今回は述べない。10月28日拙稿をご覧下さい)に関わり、バルサでこれを花開かせたグアルディオラと、これをさらに発展させたドルトムントのユルゲン・クロップ。今一人は、コンパクト戦略全盛だからこそそれを崩すことが出来る現代カウンター戦略をさらに精密にしたモウリーニョであろう。このモウリーニョについては、10年4月29日拙稿「バルサ敗北」をご参照願いたい。

 さて、ザックはコンパクト戦略を日本に入れようとした。というよりも、ザックがそういう監督だからこそ協会が彼を選んだのだ。小さくても速いスペイン人が、バルサ選手たちを中心としてこの戦略で世界を席巻したことから協会が学んだのであろう。ちなみに、前任者の岡田武史もその前のオシムもこの戦略の系統だったと言える。そして、このザック戦略実行に関わっては、代表は今まで非常に混乱していたと言って良い。良い時と悪い時の差が激しすぎたのである。これは、岡田武史の時代からそうだった。ドイツやオランダに善戦したと思うと、アジアの何でもないチーム相手やこの前の10月遠征のように酷いゲームをする。ところが、このことは、コンパクト戦略に通じたものにとっては、ある意味当たり前のことなのである。勇気と知性が要るのだ。それも、一人でもそれに欠けると失敗してしまう。失点を喰らってしまう。DFラインの上げ下げとか、前からのプレスをば、たった一人の選手が一瞬疎かにしただけで、モウリーニョのような名監督のチーム相手には失点を喰らってしまうという戦略なのである。ゲーム中にそれが分かると、他の全員がもう疑心暗鬼でびびり始めて戦略遂行が中途半端になってしまうという、そういう作戦なのである。戦略自身は「弁慶」なのだが、「泣き所」が存在するというわけだ。だからこそ、失敗を重ね、討論しあわないと熟成しない作戦とも言えるのである。今回は選手たちが10月2戦の敗戦から徹底的に論議を重ねたらしい。ザックも日本人というものにこれを徹底する術についてかなり学べたらしい。

 本日の中日新聞・原田遼記者の「つながった 全員守備」は、まさに上に述べた戦略を視点に、そこからだけゲームを観た記事を書いている。これを読めば現代サッカーコンパクト戦略の真髄が分かるという記事なのだ。もちろん、好不調の差が激しすぎた代表のその訳についてもきちんと分かるような記事なのである。
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