５月１５日

この言葉を初めて耳にしたのは、地震後すぐのある週刊誌に見られた見出し文字でした。
「メルトダウン」って、どんな意味なんだろう？と思い辞書で調べたものです。「炉心溶融」・・でも、政府や原子力保安院の説明の中には出てこない言葉ででした。

今になって、燃料はほとんど溶けて格納容器の底に溜まっているらしいと・・・。
当初から東電も専門家達も、当然メルトダウンを予想していたのでしょう。ただ、確認する術がなかったので、希望的観測情報を出し続けていたのだと思います。
事実が明確になれば、かえって対処しやすくなるのではないでしょうか？
何分にも想定外の未知の世界が進行しているのですから、その時々にあらん限りの知恵を出して対応して行くしかないでしょう。

「ああしておけば良かったのに」的な批判論は、今は無意味です。
原発を推進してきたのは政府であり、設置を受け入れてきたのは各該当県市町村の首長です。でも、その構成メンバーを選んだのは国民ですから、私たちみんなの責任なんです。
今は、日本国民一人ひとりの、今後における生活の有り様が問われているのではないでしょうか。