5月31日

2007-05-31 | Weblog
体調不調に悩まされた5月が、後遺症を引きづりながらも終わります。
いよいよ雨の季節になりますが、今年も早、半年が過ぎることになりますね。

「寒いなー。暑いなー」と、言っている間に時が過ぎていきます。
「光陰矢のごとし」などとも良く聞く言葉ですが、「人生は長いようで短いのかなー」と思うこの頃です。

先日更新した免許証の「老け顔」をみてのショックと、「もがりの森」の認知症の老人やグループホームの高齢者達を見て、人間はこうやって生命を次代に繋げていくのかと、静かな思いが沸々と湧いてきます。

こんな思いを起こさせた河瀬作品は、やはり「すごい!」底力を秘めていると思われます。彼女はまだ38歳くらいではなかったでしょうか?

大したものですね。単に大きな賞を取ったという出来事ではなくて、彼女自身が自分の人生に真摯に向き合い、確たる生きる意味を具現化していっているということです。人生半ばの人がです。

矢の如く過ぎる時間を、大切に生きていると思うのです。

5月30日

2007-05-30 | Weblog
一気に話題になった河瀬直美監督の「もがりの森」、「もがり」が変換できませんが。
カンヌの観客達が、この作品を観て「美しい」とか「日本の伝統的な価値観がみられた」と言っていたようですが・・・・・

冒頭の茶畑の緑の美しさ、そこへ葬列の白い幟が小さくうごめいてきて、やがて赤い和傘が緑に対比される風景は、外国人が見るとエキゾチックに見えるのだろうと思います。
やはり、美しい映像です。

ほとんど、老人と若い女性の2人が森の中を彷徨い、亡くしたかけがえのない命を弔う時間の映像ですが、大雨の後に、乾いた木があるわけないのに、たき火をして暖を取るのはおかしい、と思ったりもしました。

でも、心に残るんですね。緑の綺麗な映像と、人の心のありようが。


5月28日

2007-05-28 | Weblog
今朝は、青空に澄み切った空気が流れ、心地よいいい朝でした。

「忘れていた」では済まされないので、私も免許の更新に行ってきました。
久しぶりに通る国道は、以前利用していた店もなくなっていたり、高架橋工事でルートも変更になっていたりで、その様変わりにびっくりしました。ほんの4・5年間のことです。

免許センターは、以前と変わりない建物で、その手続きシステムも5年前と同じで違和感なくホッとしました。

びっくり、ショックを受けたのは、新しい免許証を見てからです。

今朝の爽やかな気分と、今後の5年先も考えて、ロゴ入りの若々しいTシャツなど着て行ったのに・・・・・
新しい免許証に写っている顔は、更新前とは確実に違っている自分なのです。ロゴは写っていませんでした。

5年前との歴然とした違いに、車にもどってからも、しばらくはエンジンをかけられなくて、写真に見入ってしまいました。

我ながら、その老け具合に愕然としたのです。

5年の歳月は、国道沿いの変化ばかりか、私の顔(本当は全身でしょうが)に大きな変化をもたらしていたのでした

5月27日

2007-05-27 | Weblog
先日、タレントの何とかさんが、無免許運転で・・・・というニュースを聞きました。実は、運転免許の更新を知らなかったとか。
知らなければ知らないで平和に過ごせているのに、知ってしまうと、さかのぼってその過ちを認識し罪なことになります。
知らなかったでは済まないことです。

日常生活の約束事では、知っているが故に事前に丁寧な対応をすると、どこでどう間違うのか、かえって誤解が生じ不快な思いをしたり、それが元で人間関係までもギクシャクしてしまうことがあります。
永遠に知らなかった方が良かったと思うことがあります。




5月26日

2007-05-26 | Weblog
最近のTV番組は何だか変。

ドラマ番組で見たのは、「冗談じゃない」くらいです。ネーミングに興味をそそられたからです。3回くらいは見たかな?。でも、毎回のドタバタに飽きてしまって、他に見たい番組がでると、躊躇なく切り替えてしまいます。

バラエティー番組も、なんだか面白いどころか悲しくなるような内容ばかりのように思われます。芸ではない、悲しいまでもの表現。
歌番組も、毎週知らないカタカナ名の歌手(アーティスト)が出演して、ラップ調のメロディーばかりが流れるような・・・・・・う~ん。

昨晩は、久しぶりに新聞のTV番組欄を見て、「これは見よう」と期待しました。
「山田太一ドラマスペシャル・星ひとつの夜・・・・・」です。
昨今の社会風潮をうまくドラマ化していました。彼らしい小気味よい科白。またキャスティングも良かったですね。
現代社会で忘れられようとしている人の心のありようをもっと描いて欲しいと思いました。

以前、山田太一の講演会に行ったことがあります。静かな語り口ながら、はっきりした表現をするので説得力があるんだなーと感じたものです。

是非、続編を作って欲しいです。


5月25日

2007-05-25 | Weblog
すっかり雨の一日になりました。
梅雨のはしりのような。

雨もまた気持ちが落ち着いていいです。水ですから。

濡れた緑は、ますます瑞々しく、目の奥底までも潤うような気がしますね。
5月は、五月晴れに花の香りが漂ってきて、何とも爽やかな気持ちになるものですが、雨に濡れた緑もまた、目に優しく、心もしっとり満たしてくれます。

もっとも、この雨は今日一日だけのようですが・・・・・

5月22日

2007-05-22 | Weblog
田圃に水が張られてきました。
青い空も白い雲も、水の中に浮かんで見えます。

水を見るとホッとするのは、海に近い所で生まれ育ったからでしょうか?
人間は皆、母親の体内で羊水の中に浮かんでいたからでしょうか?

ともあれ、今日は暑い一日でしたが、緑の濃淡がデコボコと見える遠景の山と、水をたたえた田んぼの風景に、ちょっと癒されました。