明治、大正、昭和、平成と言えば、まさに激動の時代と言えるでしょう。この時間を生き抜いた伯父が亡くなった。享年103歳でした。
寡黙な人だったけれど、最近は戦争の話をよくしていたと聞きました。貴重な歴史の生き証人だったんだなーと、亡くなって改めて深く思われます。伯父の話を後世に伝える役目が、我々残された者にあるのではないかとも思うのですが…。
この5年足らずの間に、80歳以上の伯父や叔母達が次々と旅立っていきました。子供の頃、可愛がってくれた人達です。何一つ恩返しも出来ないで…。寂しさよりも、大きな忘れ物をしているような感覚が残っています。このまま無為に、わが生を終えるわけにはいかないのではないかと。