令和2年の大晦日。「静かな年末年始を!」が呼びかけられています。新幹線乗り場も各地の空港も、かつて見たこともない人の疎らな状態のようです。この日は、正月準備の買い物に行くのが常でしたが、今年はステイホームでおせち料理の届くのを待っています。黒豆を煮るのも気持ちが乗りません。こたつに入ったままで、「何しようか?」と。医療関係者は、ただただ仕事に従事していることでしょう。そう思うと、炬燵でボーとしているのは悪のようにも思えてきます。
社会の生産活動を担っていた時代、その頃の自分には目の前の仕事をこなすことしか考えがなかったように思います。暇な人が羨ましいという感情すら持つ余裕もなかったような…。働くモードになっているのでしょう、休み中も頭の中は仕事の段取りがめぐっていました。正月3日も休むとジーとしていられなくなり早く職場に戻りたいとも思ったように記憶しています。
この2020年が、新型コロナウイルスに振り回される1年になろうとは、年明けには思いもよらなかったことです。コロナの状況は、目下第3波の大波に襲われ悪化の一途です。年末大寒波も襲ってきています…。とにかく、この1年が終わります。