とんでもない事件が起きるたびに思うことは、起きてしまった事への悔恨です。どうして回避出来なかったのか、と。多分、その時の「とんでもない」という感覚が鈍っていたのだろうと思いますが…。
今回の少年たちの事件でも、彼らの善の感性がマヒしていたのでしょう。思春期の人間は、人生の大きな岐路に立っているのです。大人と呼ばれる人間になった者は、概ねその頃の自分を忘れています。
人生80年とも85年とも言われる今日です。まだまだスタートラインに着いたばかりの少年たちに、自分の中の悪と戦える勇気と知力を持った大人に、成長出来ることを願うばかりです。
かの国へ参加する若者たちも、自分と他者の命を大切にする心を持ってほしいのですが、一朝一夕に身に付くものではないでしょう。身近な大人達が、日常の彼らにどれだけ心を掛けているのかが、問われることになるのでしょう。