とにもかくにも、無事にG20が終わって良かった! 一般市民は、少々不便な時を過ごしましたが…。
安倍総理のスピーチの中で、バリアフリーへの理解不足が指摘されているようですが…。ニュース番組でその場面を見たとき、一瞬思ったのは大阪城再建時のエレベーター設置の発想は、歴史的建造物に近代的な便利なものを取り入れることへの違和感でした。それを「一つだけミスをした」と表現したのでは?
50年程前、日本が自動車社会に突き進みだした頃です。町の中に盛んに造られたのは、歩道橋や地下道でした。今や、この歩道橋は足に不安ある高齢者や障がい者、ベビーカーを使う人達にとってまさにバリアになっています。車優先が当たり前の発想でしたから、バリアフリーの言葉もありませんでしたねー。
30年程前に家を建てました。その時には、バリアフリーの考え方が出てきていましたから、廊下の段差はなくしました。でも、リビングダイニングも風呂も2階にしました。階段の昇降で、運動機能の老化を遅らせようと思ったからです。
バリアを取り除くことばかりでなく、あえて障壁を作りながらも、周囲がどのように配慮していくかが問われているのではないでしょうか?