きのうから体調がおかしい。きのうの朝、血圧が高くて目が覚めた。ちょうど
6時から町内の公園の草刈りをすることになっていて、これではいかんと
血圧の薬を珍しく飲んだ。スーパームーンとは満月が地球に最接近する現象
らしい。5万キロは近いというから、38万キロ-5万キロ=33万キロ
たいしたことないと思うかもしれないが、重力の影響は無視できない。
潮の満ち引きがあるように、体中の血液も影響を受けているはずだ。
これは鈍感な人には分からないかもしれない。というか、虚弱体質の私だから
感じるのかもしれないが。ゆうべ、やたらと長い文章を書いたのもそのせいかと
思っている。そういえば、草刈りが終わってからの会長の雑談がいつにも増して
長かったような気もする。耐えかねて「具合悪い」と心臓に手を当てて訴えて
帰ってきた。まさか都議選はこれの影響ではないだろうが、辛坊治郎氏のヨットが
浸水した原因はクジラの異常行動のせいかも知れない。
ふと、コナン・ドイルの小説を思い出した。「毒ガス帯」という短編だ。ライオンのような
頭の、髪を振り乱したチャレンジャー教授は、容姿を別にすれば当代随一の科学者だ。
マーロンと仲間のサマリー教授、ロクストン卿は電報を受け取る。持てるだけの酸素ボンベ
を持って至急来い、という内容だ。意味は分からないが仲間の信頼は厚いチャレンジャー
教授なので、言うとおりに集合する。そして地球がエーテル帯に突っ込むわけだが、
人々がどうもいつもと違う不可解な行動を取る。そして下界ではバタバタと人が倒れ
始める、というSF小説だ。当時の科学水準から言えば、今でいうフォトンベルトに
相当するかもしれない。漠然とした恐怖を、人々は持っていたのだろう。
たまたま生き延びた私だから、ここ数日に起こることを注意深く観察しようと
思っている。
ps.35万キロ台だそうだ。38万キロプラスマイナス5万キロということか。
文脈に変わりはないので訂正はしない。
フォトンベルトを持ち出したのは比喩のたぐいで、ほんとうはプラズマ
フィラメントだ。この領域に突入しつつあるおかげで太陽が刺激を受け
異常に活発なのだと説く人がいる。