松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

スーパームーンの影響か、血圧が高い

2013-06-24 05:26:51 | 学問

きのうから体調がおかしい。きのうの朝、血圧が高くて目が覚めた。ちょうど

6時から町内の公園の草刈りをすることになっていて、これではいかんと

血圧の薬を珍しく飲んだ。スーパームーンとは満月が地球に最接近する現象

らしい。5万キロは近いというから、38万キロ-5万キロ=33万キロ

たいしたことないと思うかもしれないが、重力の影響は無視できない。

潮の満ち引きがあるように、体中の血液も影響を受けているはずだ。

これは鈍感な人には分からないかもしれない。というか、虚弱体質の私だから

感じるのかもしれないが。ゆうべ、やたらと長い文章を書いたのもそのせいかと

思っている。そういえば、草刈りが終わってからの会長の雑談がいつにも増して

長かったような気もする。耐えかねて「具合悪い」と心臓に手を当てて訴えて

帰ってきた。まさか都議選はこれの影響ではないだろうが、辛坊治郎氏のヨットが

浸水した原因はクジラの異常行動のせいかも知れない。

ふと、コナン・ドイルの小説を思い出した。「毒ガス帯」という短編だ。ライオンのような

頭の、髪を振り乱したチャレンジャー教授は、容姿を別にすれば当代随一の科学者だ。

マーロンと仲間のサマリー教授、ロクストン卿は電報を受け取る。持てるだけの酸素ボンベ

を持って至急来い、という内容だ。意味は分からないが仲間の信頼は厚いチャレンジャー

教授なので、言うとおりに集合する。そして地球がエーテル帯に突っ込むわけだが、

人々がどうもいつもと違う不可解な行動を取る。そして下界ではバタバタと人が倒れ

始める、というSF小説だ。当時の科学水準から言えば、今でいうフォトンベルトに

相当するかもしれない。漠然とした恐怖を、人々は持っていたのだろう。

たまたま生き延びた私だから、ここ数日に起こることを注意深く観察しようと

思っている。

ps.35万キロ台だそうだ。38万キロプラスマイナス5万キロということか。

   文脈に変わりはないので訂正はしない。

   フォトンベルトを持ち出したのは比喩のたぐいで、ほんとうはプラズマ

   フィラメントだ。この領域に突入しつつあるおかげで太陽が刺激を受け

   異常に活発なのだと説く人がいる。

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テレビが日本語を壊している、林先生頼む直して!

2013-06-23 21:30:32 | テレビ番組

NHKのアナウンサーが日本中を回って歩くおかげで、地方のイントネーションが

ばらっばらになってしまった。今、ゴールデンでキャスター張ってる人間が秋田に

いた10数年前、男鹿とか新屋とか竿灯の抑揚をぶち壊して帰っていった。

「おが」じゃないんです。「あらや」じゃないんです。関東じゃないんです。竿灯なんです。

今、東進ハイスクールの英語の先生がヤンキー相手に授業しているが、想像した

とおりうまくいってない。いいともの増刊号を見て、改めて林先生の生徒に対する

やりとりの巧みさを実感した。

この頃気になる表現が、よけいな単語をはさむ話し方。天達(あまたつ)の天気予報のことは

前も書いたが、「さあ」が余計だ。女性レポーターのよけいな「はい」も耳障りこのうえない。

だれに対して言ってるんだ。ヘッドセットの声にか。

手嶋元ワシントン支局長の「え、」は聞いていて非常に不愉快だ。

自分の答えに相槌を打っている。さんまもそうだ。こっちではあれは一人漫才という。

関西でいうノリツッコミのつもりなのか、自分のコメントに対して「えー」と相槌を打つ。

これは野球の解説者にも言える。つまり広がってしまったのだ。

あと、とんねるずも罪が深い。「実食」という言葉を発明してしまった。

これも広がりを見せている。じゃあ、実食の反対は拒食かあ?実食でない食べ方が

あるのかい。実際に食べない食べ方を教えてほしい。

この安河内という先生はへた。「ちょっと聞いて」なんて、すでに負けてるじゃない。

やっぱり林先生の言葉には力がある。説得力が違う。キャッチボールがうまい。

この先生は押したり引いたりがない。夏目漱石の次の話が実はもっと面白かった。

本の作者を思い浮かべながら読む。もてる小説家ともてない小説家はこれほど違う。

持てる順序、志賀直哉、太宰治、三島由紀夫、武者小路実篤の順。ご遺族の方には

申し訳ございません、といいながらズバッと言う。志賀直哉はジャニーズクラス。太宰は

一緒に死んでくれる女がなんぼもいた。三島は自己中だそうだ。ムシャ君は「もてない

男を書かしたら、世界一うまい」そうな。

タモリに薦めたい本は中島敦の「名人伝」。弓矢の名人が出てくる。血のにじむほど

修行をして、なんでも撃ち落とせるようになる。ついには見ただけで鳥が落ちてくる

ほどになる。矢で打ってるうちはまだシロウト。ほんとの名人はフッと視線を投げたら

落ちてくる。そのうち名人ぶりがだんだんすごくなっていって、最後は「弓矢って、なに?」

って状態になる。文字と言葉の間には越せない壁がある。文字にすると面白くない。

これ、実際聞いていると、のめり込むほど面白いのです。

ほんとの名人はものにこだわりがなくなる、という話。お笑いでいうならば、いろんなネタを

作って、笑いを取りにいく段階。それから肩の力が抜けて、「脱力」なのに、いるだけで

笑いを取ってしまう段階。いよいよタモリさんの向かう先はですね、すべてを超越して

「いいともって、なに?」って状態になる。もうこれには皆さん大爆笑。

林修先生の授業がもっと聞きたい。もっと、もっとテレビに出て、日本語を伝えることの

面白さを伝えてほしい。

ps.NHKのアナウンサーとは阿部渉のことだ。アイツが出てくると反射的にチャンネル

   を変える。反対に好きなアナウンサーは武田真一さん。安心して聞いていられる。

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土星の輪の、さらに輪を掛けたような不思議さ

2013-06-21 10:07:57 | 学問

土星の輪、知ってますか。太陽系の中では飛び抜けて写真うつりの良い惑星です。

輪の正体はほとんどが氷のかけらです。たまにちりが含まれるとか。

大きさはさまざまですが、大きなものでも自動車大。それがなんと外側のE環の

差し渡しが、ほとんど地球から月までの距離と変わりません。30万キロはあるでしょう。

この果てしない長さに対する薄さ、これを実感してほしいです。

例えば土星の輪が相撲の土俵だとします。

すると輪の厚さは西洋紙1枚程度。ペラッペラでしょう。吹けば飛ぶような薄い紙が

延々広がっているのです。このこと自体があり得ないでしょう。また学者さんは長い

時間を持ち出して、引力と遠心力が釣り合ったとか何とか言うのでしょう。私にとっては

エジプトの3個のピラミッドと同じ、現存する7不思議のひとつです。

ある天文学者が長年、土星を観察していると、輪の中に不可解なものが見えることが

あるそうです。光ったり、電磁波を出していたり、それは葉巻型UFOのようだったり、

建設プラントのような形だったりするそうです。

だけど現在はなくなっていて、その先には出来かけの輪が完成しているそうです。

その人は何者かが、あたかも土星の資源を掘削していて、廃棄物を軌道上に

捨てているように見える、と言っています。私は土星はガス惑星とは思っていません。

木星にも陸地はあるし、木星の大赤斑は巨大な火山だと考えています。場所を動かない

低気圧なんて、あり得ないでしょう。土星で掘削している資源、それは案外レアメタルかも

知れません。そういう風にして、太陽系外からやってきた連中は今は巨大な機械を利用

して、昔むかしはサルを労働力にするために遺伝子操作を施してヒトを造ったのだと

思っている人たちがいます。その一人がゼカリア・シッチンです。彼は数少ない古代

シュメール語を理解する言語学者であり考古学者であり、メソポタミアの粘土板文書

を解読できる人間です。

前に述べたように、土台がサルなために不完全な人格ができあがったのだと

思います。公務員であるにもかかわらず、飲酒運転やハレンチな行為が絶えない

のはそのためです。ある時、冗談半分に県職員に催眠術をかけたほうがいいと

書いたことがあります。大真面目でしたよ、私は。それしかないと今でも思って

います。術を使うと、いかにもいかがわしいもののように思われるのですが

催眠療法というのは昔からあるのです。小倉キャスターも鼻で笑っていましたね。

キャサリン妃が催眠出産を希望しているというニュースの中で。あたかも「あなたは

眠くなる、さああなたは今から出産します、はいポン」てなもんで未だに催眠療法は

世間に認知されていません。かなめのところは、自己催眠であって、もっと易しく言えば

暗示の効果です。それにはリラックスすることが必要で、間違っても小倉やあの女性

ゲストには効果はありません。なんでしたっけ。老人性迂遠がひどくてすみませんね。

要するに、人類がなぜ創造されたか、必要だったか、という私の答えは

以上のようなことです。

輪を作った人々は、案外見られることを意識してあのような美しい姿に不要物を

廃棄したのかも知れませんね。

それか美意識の非常に高い人種か、私の著しい勘違いか。

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ハコネウツギと、砂鉄の島の話

2013-06-20 19:48:12 | ブログ

P6190687

庭の一角を占領してしまったハコネウツギです。この花はどうしても植えたかった

花で、幼い頃からの想い出の花です。住宅が今ほど密でなかった幼稚園時代、

行き帰りに花の蜜をチュウチュウ吸って歩きました。香りと共に私にとっては追分を

代表する草花です。砂丘地帯にふさわしく、あとハナマスも植えています。あと自生

する野イチゴも。ことしはなぜか妻が雑草取りをしなかったおかげで、今まで

気づかなかった花にお目にかかることができます。雑草という名前の草はない、

と言いますが、どんな草も花が咲くんですね。よく見るときれいな花から麦の穂の

ような花まで。いろいろ堪能しましたわ。

P6200690_2


この、つる性の植物も初めてお目にかかりました。とても可憐な姿の花です。

P6200691


ハコネウツギは最初、白くて、時間が経つとピンクに変わります。だから全体がピンク

になると、あと終わりだなと分かります。ウチでは6月いっぱい楽しめます。毎日、鼻を

近づけて香りを嗅いで満足しています。これと似たのにタニウツギがあります。ピンクの

花で、よく道路沿いの斜面で群生しています。確か「いわしばな」とここらへんでは

呼びます。この花が咲くころ、イワシが捕れるからです。

ここが砂丘地帯なのは幼少のころ、まばらな空き地で砂を掘って遊んだので良く

分かります。いくら掘っても、均一な砂以外出て来ません。江戸時代、賢い人が

松の植林に成功していなかったら、鳥取砂丘と同じものが残ったでしょう。

だから、鳥取はずるいと思います。先人たちの努力がなかったおかげで、

観光地として成り立っているのですから。

この砂は雄物川と米代川が運んだことになっていますが、疑問です。

なぜなら砂鉄が良く取れるからです。秋田県の内陸部には鉄鉱石の採れるような

鉱山はありません。でもこれは日本全国共通しているみたいで、その証拠に

日本刀はたいがい砂鉄を鍛えて作ります。日本の砂浜は天からの授かりものじゃ

ないかと思っています。もし、赤道付近の砂漠地帯の砂にも鉄分が豊富に含まれて

いるならば、飛鳥昭雄氏がいうように、他の天体から降ってきたものなのかも知れない

と思っています。それが「ノアの大洪水」だと彼はいうのですが。そしてその天変地異

によって、地層が一気にできた、のではないかと・・・。

男鹿島が陸とくっついてしまうほどの量の砂ですよ。山が10個位、無くなるほどの

量だと思いますよ。アカデミズム(学会)は何でも、気が遠くなるほどの充分な時間が

あれば大概のことは可能だと言います。人間もそうやってアメーバから進化したのだと

教えられました。果たしてあなたもそうお思いになりますか。

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「ことばの力」を思い知る、林修先生の国語の授業

2013-06-18 11:52:06 | テレビ番組

いいともで、企画の主役が来れなくなって急遽、林修先生の特別授業が

行われた。題して「本を100倍楽しく読む方法」

ボクにとって2度目の授業になる。林修のすごさが分かってきた。

内容は本を読め、ということなんだが、先人たちの知恵がつまっている本を

読まないのはもったいないという。一人の人が考えることは限られている。

生きている人もいるが、死んでいる人の力も借りて教えてもらう。

本を読まないさしこに向かって、「もったいないことしてますよ。」

「本の世界が頭の中に豊かに広がるセンターの方が、より素敵なセンターになれますよ」

こういう脅し文句が一流なのである。

「ボクはあんまり、生きている人の力は借りてないんで」

「貸してくれる友達がいないんで」楽太郎みたいな言い方だ。

「もっぱら、死んでる人達と仲良くやって、きょうまで来たと」

で、本題に入りますが、本の選び方。

正解は、「出だしで引きつける本。」1ページ目が面白くないのは全体を読んでも

面白くない。私もそう思うが、これは林先生の独断ですからね。その最高峰

が夏目漱石の「我が輩は猫である」である。

猫が自分のことを自己紹介するわけですから、えっ?!、と思う。

しかも、名前はまだない、とくる。それにまた、どこで生まれたかまで言わない。

いやーなヤツでしょ?我が輩はと気取ったあいさつをしておきながら、

名前も生まれも言わない。しかしちょっとだけ、記憶はあるよ、と

ツンデレじゃないけど、情報をちょっとずつ出していく。

いったいどんな世界が始まるのかと、この4行で林先生は10分考えたそうだ。

「すごいな、こいつは」「これが夏目漱石か、オレのライバルか」

ちなみに、こんなすごいのを書いておきながら自分でそのすごさに気づかずに

タイトルに無造作に「猫伝」とつけた。原稿をもらった高浜虚子は1行目のすごさに

気づいて、それでタイトルに勝手に1行目を持ってきた。

まだまだ続くんですが、テレビに出始めた頃は、せっかく周りが振っても「今でしょ」

が言えなくて、「家の中で人が集まるところは?」と聞かれて「台所でしょ」なんて

汗びっしょりで返事をしていたのが、すっかり自分のペースを取り戻してパワー全開

のようだ。名物先生というのは、本論より脇道にそれたところが面白い。

そのメリハリがバラエティ向きで、今最高に走りまくっている。

林修先生の発する言葉には力がある。

現代人が忘れてしまった日本語、それが生きている。

生きて語りかけてくる。

おどおどした表情の抜けないところがまたいい。

しばらくこの勢いは止まりそうにない。

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