松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

ほこたての後、林修先生の挑戦が始まった

2013-06-09 22:30:44 | テレビ番組

晩飯のあと軽く眠ってしまって、気が付いたら8時半だった。ほこたての大部分が

終わっていた。そのメランコリーな気分のまま、次の番組を流していたら

林修先生が出てきた。おやっ、これはほこたての延長じゃないか。つまり

予備校専門の彼が、落ちこぼれ相手にどれだけ持つか?

20人の高校中退、中卒組に授業を始めた。剃り入れた現場解体業やらバイトやら

一目で怖そうな連中を集めた。そこでいきなり入試問題を20分解かせる。むちゃでしょ

案の定、答案はゼロ行進のようだった。聞きたくない人は出て行っていいですよ、と

前置きする。その問題は国語で、音符を発明した画期的な業績を述べた文章だった。

しかし早くも寝始める生徒や、無関心ありありな生徒ばかりに見えた。内心、林先生

あせったそうだ。今まで培ったテクニックは通用しないと悟った。ここから逆襲がはじまる。

人間力の勝負に持っていった。武器を捨て体ごとぶつかっていった。勉強して何になるか

役に立つのか、といった問答を始めた。発言する生徒がポツポツ出てきた。自分の失敗談

を披露し始めた。1800万の借金を背負った話を始めた。食いついてきたのが分かった。

決定的だったのが、恋愛に関する男女の違いを図式化して解説した時だ。あの先生、

意外と恋愛に関しても経験豊富なようだ。回り道をした人生が無駄ではなかったみたい。

最後に、本を読め、と言われてその気になった生徒が、じゃいつからやればいいですか

「いまでしょ!」 意思疎通、完璧です。

自分の採点は、と聞かれて負けでしょ、50点と答えていたが、どうしてどうして

大逆転だと思いますよ。これを見たら、ますます林修という人物を好きになります。

それはいつから? 「今でしょ!」

コメント
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