松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

食品の誤表示問題で分かったこと

2013-11-06 12:02:43 | 食・レシピ

グルメの国、ニッポンで、続々使っていた材料の誤表示が

明るみに出てきた。田舎でも分かる有名デパートで起こったことも

ショックだが、ルールを守らない日本人がこうもいるとは、それも

ショックだ。しかしこの問題で分かったことが別にある。

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それは、長い間、誰もメニューと違う味に気が付かなかった、という

真実だ。1億総グルメと言われてから何年経ったろう。旅番組、グルメ番組は

衰える気配もない。そんな中で、いったいボクたちは本物の味を伝えてきた

のだろうか。だから前から言っているのだ。味はテレビでは伝わらない、と。

伝わったとしても、たぶんブランド品と、名もない地方の品と舌で見分けることは

不可能だろう。みんないいものを作ろうとがんばっているから。

ただ違いは、それらはメジャーにならない、なっていないだけなのだ。

天然の魚介類でもそれは言えるだろう。産地によってブランド化されてしまって

いるけれど、実際食べてその違いが分かるのか。良く脂がのってまるまるして

美味しい魚があるとする。それは多分海流の影響で相当運動量が多く、しまって

栄養を蓄えている、という意味なのかも知れない。だとしたら日本海側の、

それも寒い地方の、荒れた海で獲れる魚が一番うまい、ということになる。

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日本人はいったい、ほんとうの味を伝えてきたのだろうか。

我々は根本のところで、始めからだまされていたのでは

ないだろうか。

そのことに一番、疑問を感じる。

諸君、今一度基本に立ち返って、自分の舌を

信じてみようではないか。

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