2回戦屈指の好カード、明桜vs金足農業が初戦で実現し。2対2の延長10回、先に1点を追加し、吉田大輝が最後のバッターを三振に取り、優勝候補の筆頭・明桜を破りました。
吉田大輝は2年生。マスクの良さは兄に譲るとして。輝星の面影は随所に見られます。紫のユニフォームを着ているだけで、見る方もイメージがダブります。特に力が入った時の「よっしゃー」言う時の口の開け方はそっくり。太ももの太さも、兄譲り。投球間隔は高ぶるほどに速くなり、バッターがタイムを掛けるヒマも無い。
小雨が降り続き、審判団が時折集まっては協議し、水が浮いて田んぼ状態の中、続行したのも有利に働いたかも知れない。
ガッツを表に出して、それを力に変える辺りは、兄を彷彿とさせるところがあります。低めに140k台の速球を決め、変化球のキレでバッターを惑わす。1本だけ、速い球を打たれましたが、それ以外はヒットにさせませんでした。124球で堂々の完投。7回だけ、不運な当たりもあって、2・3塁から2点を返されましたが、それ以外は思い通りの投球だったと思います。
次は絶対に抑えると強気の発言もあったので、油断はしていないと思いますが、どうでしょう。快進撃を期待する地元民で御座います。また、あの年の再現が出来たら最高です。
この日は、兄輝星も結果を見届け。オリックスの3番手で9回に登板し凡退に退け、味方の逆転サヨナラで2勝目を挙げました。
兄弟そろって勝ち星を上げた輝星は「すごく刺激になった」と語っているそう。