松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

2500年前の埋もれ木は、風格があった。

2022-03-30 17:25:35 | 日記・エッセイ・コラム
 象潟へ行ったついでに、郷土資料館を見てきた。ここは地元の人も、好きな人以外は滅多に行かない。昔の資料が多く、面白味がないからだ。そういうオレも、初めて入った。

 中は今、池田修三の版画が飾ってある部屋が目玉となっている。それも含めて、撮影禁止なので報告するようなものはない。

 ただ、外に埋もれ木が横たわっている。2500年前の鳥海山噴火から生き残って、地中で時を過ごした大木なのだ。なるほど、威風堂々。雰囲気が出てる。毛羽だった繊維なんか、いいねえ。白茶けて、火山灰をかぶった様子が見て取れる。

 そして埋もれ木は材料として貴重だ。神代杉と普通の杉材からなる寄木細工を見たことがあるが、地球の営みから生き残った「貫禄」が漂っていた。

 ランチを食べた「にかほっと」には、食の店に混じってアクセサリーの店があり、目の前だったので「埋もれ木を使った〇〇」という文字が飛び込んできた。入ってみると、埋もれ木のブレスレットがあった。こげ茶色した珠を繋げたやつで、一個4400円と書いてあった。

 まあ、それくらいの価値はあるかも知れない。なんせ履歴が特別だもの。

 受付で、オリジナルフレーム切手「にかほ市の宝もの 池田修三 木版画第三集ハーモニー」1300円を購入してきた。
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