大谷は審判団から「扱いにくい選手」として見られている。大リーグの審判はプライドが高い。オレがストライクと言ったら、ストライクなんだ。ストライクとボールの判定については「レビュー」の申し立てを拒否している。一方でもっと正確な判定をしないと、やがて「判定は機械化されてしまうぞ」という危機感も持っている。
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大谷が扱いにくい理由は、しごく真っ当だからだ。きのうの外角低めの判定は、画面ではストライクゾーンすれすれのボール球だった。大谷は1塁へ歩き出した。それを見て、審判によっては「おいおい、ナニをしているんだ。判定するのはオレ様だぞ」とムッとする人も居るだろう。そのくせ「礼儀正しい」し「怒らない」ので「やりにくい」のは間違いない。
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ピッチャーの時は、ボールと判定されたコースと同じ所にもう1球投げて、反応を見ることもする。
視聴者は思う。審判に合わせて対応していれば、少なくとも三振は免れる。ところが大谷は、そうしない。あれで悟ったね、オレは。
大谷は今季は徹底して残りを楽しむつもりだ。ホームラン王なんて、どうでもいい。記録を残そうなんて、少しも思っていない。
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まずは、大きな怪我なくシーズンを終える。その上で、野球が盛り上がれば、それに越したことはない。 観るほうの見方も、変えた方がいいよ。バットがダメなら、足があるさ。三振しても、100マイルの球がある。ほかでも楽しめるのが大谷だ。シーズンを終えて、どう評価されるのか、楽しみだ。野球は今年で終わるわけじゃない。
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大谷がストライクゾーンに関してこだわる理由はもう一つある。ストライクゾーンが狭ければ、ピッチャーとして損をする。広くても、打者として困る。だから「正確さ」が何よりなのだ。ここが唯一、他の打者と違うところだ。
参考文献:大谷翔平選手が審判団と「妥協」すべきでない理由by冷泉彰彦
参考文献:大谷翔平選手が審判団と「妥協」すべきでない理由by冷泉彰彦