松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

2回目接種の翌朝は、足を使うと危険!

2021-09-12 12:06:07 | 日記・エッセイ・コラム
 ワクチンの2回目は、左腕がだんだん重くなってきたが、問題はそんなことではなかった。朝4時半、サスケが迎えに来た。良く寝たはずだが、身体が重くて、もう少し横になった。5時すぎ、じゃ行くかと階段を降りる。やけに足取りがスローな気がした。トイレに入って、状態が普通でないことが分かった。ここで大でもモヨオシテいたら、大変なことになっていたかも。

 心臓バクバクで、一刻も早く寝床に戻りたい。猫の鳴き声は、赤ん坊と同じ。本能に刺さり、命令は絶対だ。まずコイツを黙らせなくちゃ。エサをやる。次は新聞だ。しかし玄関を開けて新聞を取って来るのは危険だった。這うように両手両足を使って寝床に戻る。必要なものは、心臓に供給する栄養源のミネラルだろう。ポカリはあるし、10秒チャージもある。
 戻って横になったが、心臓の速鳴りが凄い。もう体は動かさないぞ。これはあの時に似ている。貧血で入院した時だ。太い筋肉を動かすほど、反動が大きい。もう足は使わない。長い長い時間が過ぎてゆく。この状態では、救急車を要請しても、言葉が続かない。幸い、それよりひどくなる事はなかった。多分、数十分経過したと思う。なるべく体の力を抜くように、呼吸をゆっくりに心掛けた。恐怖と戦うのは容易じゃなかったが、なんとか切り抜けた。

 7時すぎ、妻が起きてきた。おーい、何ともないか。何ともないよ。エーッ、そんな不公平な。せっかく、足を動かすなと注意しようと頑張って声を張り上げたのに~。
 今、8時前。頭は普通だし、こんな軽作業なら可能だ。多分、別世界へ旅立った方々は、オレと同じ体験をしている。声を上げることも出来ずに、静かに旅立って行った。その方々は、身体の声に耳を傾けなかったのだろうか。
 妻が体温計を持ってやってきた。36.6度。平熱。階段の足取りも軽い。掃除を始めた。なんでオレだけ、こうなるの。
 全身を駆け巡る血液が、くまなくオレを改造しにかかっている。なんて考えたら、恐ろしく怖かった。コロナは本体だけでなく、外殻のスパイクタンパク質も相当えげつない代物なんでないの。
 きのう打った時間は午後2時。起きたのは15時間後。早起きの方は、注意してね。トイレから遠い人は、尿瓶に代わる入れ物を確保しておいた方がいいかも。ポカリとエネルギー飲料で、三種の神器。よろしく。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする