松美の言絵(いえ)

私は誤解されるのが好きだ。言い訳する手間が省けるから。

記憶庫へのアクセス

2020-07-14 07:57:25 | 日記・エッセイ・コラム

 大学時代のクラスメイトと、こんなに奥行きの深い話がリモートで出来るとは。
 考えられないね。あの頃の、ぱーぷーな会話と比べると。
 青の時代じゃなくて、紫の時代ねえ。うらやましいね。おませだったんだね、ムラサキを選ぶとは。

 あの時の豆電球の色。鮮明に思い出すことが出来る。その記憶の印象を。
 これはむしろ、頭にこびり付いている。日本家屋の暗さがあったからこその、その印象なんだよ。
 今、博物館の分館の奈良家住宅に入ると分かる。裸電球1個の明るさを追体験して、ビックリするよ。こんなに暗かったのか。

 部屋の中のあちこちに影があった。もののけや妖怪との距離が近かった。兄妹3人で布団かぶって、座敷を行ったり来たりした。それが遊びだった。

 すりガラスで出来た傘の下に、松下幸之助が発明した二股ソケット。それに左手を当て、右手で四角い黒いスイッチをひねる。すると電気が点く。凄いな。60年ぶりに思い出した。

 ものの名前は忘れても、記憶庫の60年前の引き出しは今も、取り出し自由だ。

 写真はね。約9か月ぶりに、デジカメを持ち歩いている。自然に対抗するには、やっぱりスマホでは限界を感じる。

 「黛を 濃うせよ 草は芳しき」松根東洋城 そういう気分です。

 レンズの力を借りてはいるが、頼らない。かなり加工もする。自分のイメージに合うように。

 トウモロコシの事、キミって日本語だよ、君。 弘前の「嶽(だけ)のキミ」って、ブランド品だよ、ここら辺では。

 ノウゼンカズラは忘れない。じい様が「愛染かつら」と教えてくれた。いわばオレにとっての夏を代表するイメージの花。これが来ないと、夏じゃない。

コメント
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