棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

過ぎれば民の嘆きなり

2015-09-09 11:03:38 | 山郷の暮し
連日雨でうんざりしている最中に、またまた台風18号が上陸。
降り続いている雨で、眼下の女鳥羽川は濁流となっている。
恨めしく空を見上げる度に思い浮かぶ短歌がある。

時により過ぎれば民の嘆きなり八大龍王雨やめたまえ

源実朝の短歌で、正に武士の詩だと感じる気迫が在る。

神仏が実生活と混ぜせん一帯となっている時代にあって、強大な力を持った八大龍王に立ち向かっているのである。
現実に直面した為政者としての毅然とした姿が観えて、好きな詩なのです。
それに引き換え今日の政治は、
「国民の安全のため」と言いくるめようとする安倍内閣の安保法案。
どんなにボロが出てこようと最後は「国民の安全のため」と信じているのだろうか・・。

安部首相の真意はどこか人を喰ったところがあり、超右翼で固めた身の回り(スタッフや街頭演説などは大変らしい)からは人の意見を聞かない、
名誉・権力の権化のような人である。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本