棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

2-鍔は面白い

2018-03-19 14:45:23 | 山郷の暮し
昨日と一変し朝か重い空で、いまにも降ってきそうです。まだまだ冬の気温です。

 鍔の画像を見だしてからまず感じたデザインは、アバウトにいえば5種に大別できそうだ。

1 いかにも鍔という感じで、こじんまりとしっかりしたデザインはどことなく「家紋」に似ている。
実際にストレートにそのようにした鍔も少なくない。
私はこの家紋を生み出した美意識が、鍔デザインの根底にあったと思っています。
写真は必ずしも文の画像とはいえませんが、葵を巴形に組み合わせたしゃれたもの。
ネットの画面です。

2 次に感じたのは6センチから大きくとも9センチのほぼ円形(変形も多いが)の中に花鳥風景を描き出しているモノだ。
正直 これらの鍔は驚嘆に値する構成やセンスで、まさに日本ならばこそだと思う。
私がもっとも興味を感じる鍔で、是非ともコレクションしたいが目をつけるものは高価である。

3 さらに日本独特な構成素材として干支や縁起のいいもの、言い伝えられた物語や人物、なによりも昆虫や魚類などだ。
最も判りやすいのは、武将の兜や軍旗などにトンボやムカデなどがデザインされていることである。
いずれも「あとに引かない」と武将魂を象徴しています。
ヨーロッパの方が虫などはもっとも弱い存在で、騎士の象徴にするなど考えられないと驚嘆していたことを思い出しました。

4 そして、現代デザインを思わせる粋で斬新な形状や模様。
これらは実戦を離れた江戸期からで、鍔としての美意識の上に制作されたと思う。
特に元禄時代のものは派手で斬新さがある。

5 判ってくるうちに、戦国以前の鍔はあまり図柄もなく、ごつくていかにも丈夫そうで実践用である。
 鍔工ばかりではなく、刀師や甲冑師などの鍔が伝わっています。余談ですがこれらは割合高価になっています。

鍔の図柄で大別をしましたが、素材・技法・年代、はたまた流派等区別の方法はいくらでもありそうですが、
先に書いたように私は画人として図柄に注目をし思いつくまま記しています。

代表的な鍔はこれですよと、大見得を切ってみたいのですが「そんなことは言いきれない」と異論と鍔迫り合いになる前に、紹介できるほど見識は無いことを先に言っておきます。
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