棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

京都の銭湯

2008-05-01 09:51:47 | エッセイ・随筆
宿屋は「島原」の小さな素泊り旅館。
国宝「角屋 すみやもてなし文化美術館」まで歩いて一分。
角屋については下記のHP-神社仏閣と一味違う見所でした
島原と言えば「遊郭」だった地域ですが、今は古い京都の町並みで、まったくそのような雰囲気はありません。
近間で一杯でもと路地を行けば、路地の一本一本にあるのではないかと思うえるくらい、やたらと銭湯がある。
宿屋近くの銭湯にいけば、あるある「電気風呂」が。
私がこの風呂を知ったの最初が京都だった。

同行人に「これは最高に疲れが取れる風呂だ」と勧める。
ドボンとはいった瞬間、ギヤーともヒェーとも奇妙な声を出し、飛び出す。
そうです。私も初めてのとき、全身に電気ビリビリに飛び出たものだった。
風呂場は地元連と大笑いになってしまった。
遊郭だった島原、銭湯も多いのもうなずける。
水が良いのか、柔らかなお湯で、少し熱め。
湯が零れ落ちる上には、小さな観音像がおかれている。
地元のオッチャンは、ゆったりと電気風呂につかり、足腰をもんでいる。
京都は職人の町でもある。

写真は町屋が続く路地から見える、懐かしき煙突。

私は国内旅行では、必ず大衆浴場--銭湯にいくことにしている。
まずは、地域の情報を聞き、地元の人たちが行く、夜のお遊び場所を聞き出す。
案内パンフや情報誌では得られない、裏が見えてくるのです
10数年前の思い出になってしまいますが、九州一円の銭湯。
北陸・東北地方の銭湯。それぞれに地域性があって面白い。

旅行には、ホテルや旅館ばかりでなく、地元の大衆浴場にお出かけください。

財団法人角屋保存会http://www16.ocn.ne.jp/~sumiyaho/


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