棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

神について-43愛欲曼荼羅

2008-12-17 08:51:21 | 大人の童話
教の話となれば神様のことに触れなくてはならないが、ワシは汎神論-神学のうんちくをいうつもりはない。
マーそれ以前の問題というか、素朴な思いから思考してみよう。
君が神の存在を否定したとしても、ワシ等は特に何も言うつもりは無い。
その存在を認めたとしても、然りだ。
ということは、否定しょうが肯定しょうが、君自身の問題で「神様はイルンダ!」と叫んだところで、本人が感じ得なかったらなにもならない。
科学について語ったおりに、宇宙物理学者のカール・セーガン氏のことをとりあげたが、彼のように完全に神を否定できれば、それは立派なもので、彼にとってそうなのであろう。
神にたいする信仰をしない無神論者や、神の存在はわからないとする不可知論者は何百何千万人といるであろう。
だからといって、彼らが道徳観も節操も無い人々だということではない。
逆にだ、神への信奉者だからなにごとも道徳的で良心的だとはかぎらない。
しかし、大多数の衆生は否定も肯定もできず「神はいるかも?いないかも?」の狭間にうろうろしているわけだ。
衆生にとって何らかの形で、宗教心は宿っていると観た方がいい。
そして、困ったときの「神頼み」となり、次元は身近になるほど低下してゆく。
マーーそれでいいのだが・・・


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