棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

時空を超えて

2008-12-16 15:27:21 | 山郷の暮し
しゅうとう(秋冬) 今頃を言う季節用語なのでしょうか。知りませんでした。
今朝は薄氷が張るピリッとする冷気が心地よく、久しぶりに朝の散歩。
脊椎狭窄症が悪化し、思うようにならない日々でしたが、最近ようやく散歩に行きたくなってきました。
谷からアルプスが望めるポイントまでトボトボと。
ウェストンさんが「アルプスだ!」と感動したと言う常念岳がくっきりとみえます。
写真は10時半ころの下弦の月。
「蕎麦受けザルみたいだ」と、吾ながら貧しき発想に苦笑する。

すごい空が広がっている。
午後には窓を開け放ち、谷の光と空気を全部入れ込む。
宮沢賢治が「桔梗色の空」といった空よりももっと濃く、黒に近い濃紺の空。
こんな空を見ていると、ヒマラヤ・チベット・モンゴルの空へとひとっ飛びしてしまう。
シェルパたちのヨーデルが聞こえ、ラマ僧の地鳴りのような読経、魂が引き抜かれてしまうモンゴルのホーミー。
空はつながっているんだ。
今オレが観ている空は、かの地の一郭がここにあるのだ・・・。

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