棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

馬乳酒

2014-08-20 11:43:34 | 山郷の暮し
中国勤務の友達が夏休みに、「馬乳酒」を土産に持ってきてくれました。
モンゴルといえば馬頭琴をご存知のことと思います。
音色はバイオリンともことなり、低音で重厚、哀調のあるものです。
さて、馬の乳を発酵させた馬乳酒は居合わせた酒飲み全員初めてのこと。

甘酒のような濁り酒で、味も甘すっぱい。酒精度16%とあります。
みんな大いに期待をし、チビリ。
「モーいっぱいください」と言う者はいない。
甘酒のような、日本酒を牛乳で割ったような奇妙な味だ。
現地ではかなり高級なものだろうが、珍しい酒だという程度。
「あまり飲むと頭にくるのでないか」が酒飲み一同の感想だ。

この酒を見て思いだしたのが、ネパールの山村の酒である。
チャンはコーリャンなどを発酵させたもので、水で割ったもの。
(その水が大問題なのてすが、ともかく不衛生だ)
そのチャンを蒸留したものがロキシーという焼酎だ。
他にトンパなどがあるが、現地にはそれしか手に入らないから、慣れから飲んでいた。
日本でそれを飲めと言われても、とても飲めたシロモノではあるマイ。
世界の 庶民製造のまずい酒 を飲んできたわたくしだが、これもその逸品です。

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