棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

人間とは--59愛欲曼荼羅

2009-01-03 08:43:33 | 山郷の暮し
学だ宗教だ社会だ哲学だと、様々な角度から人間世界をかたってきた。とどのつまりは人間とはなんぞや・・・ということだ。
古今東西それぞれの哲学・宗教などの違いの根本は、神話における人間誕生の仕方の違いに在るとは思わないか。さらに愛についての解釈といえないだろうか。
愛を表看板にしているのはキリスト教だが、具体的解釈は東西エラク違っている。
ご存知旧約聖書のアダムとイブのことを改めて言うことがないので、インドの天地創造神と人間誕生についてお話をしよう。
創造神ブラーフマンは念力という思念で天界・空界・地界を創り、地界すなわち地球に植物・動物を創られた。
さらに、太陽・月・星を創られた。
天辺地変を繰り返した末に、地球上では動植物に溢れ、創造神ブラフマンは其の美しさに大満足をしたが・・・・。何かが足りないと気がついた。そおーー、この美しさを共に味わってくれる存在者がいない。そんじゃーまーと人間を創った。
しかし、仏作って魂入れずではないが、ナニカたのしそうではない。「ふーーー????そーだっ! 動物たちはオスメス交合しあっている。人間にセックスの楽しさを授けよー」なんとも粋なお考えにいたり、一人の人間を雄・雌に引き分けた。
旧約聖書では創造神は、人間は罪人として誕生しているに比べ、インドの聖典は人間は神と共に自然を楽しみ、セックスを肯定しているとでもいうか、動物としてのありのままを称えあげた人間賛歌とは思わないか。

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