棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

日本刀の鍔

2017-12-07 16:52:54 | 山郷の暮し
日本刀の鍔に興味を抱いてより、絵画制作などへの思いはどこかにすっ飛んでしまい、朝一から鍔の検索から始まる。
それにしても工夫を凝らした多義なデザイにびっくりしてしまった。
大きくても8センチほどの円形や楕円、または図柄からの縁取りなど様々だ。

まるで山水画を観るような広々とした空間表現には驚かされる物もある。
飛ぶ鳥の位置で空間の広がりが異なってしまうから、かなりの絵画センスを必要とする。
但し、中には技巧はともかく今ひとつだと感じるものも少なくない。
解説などを読んでいるが、中には画家の下図によるものもあるらしい。
現物は知らないが、確かに見事な構図の写真を観ているうちにほしくなる。
オークションに参加してみるが、たちまち私の小遣いの範囲を超えてしまう。
それでも一点落札ができ、ただいまディスクのケースに入れて飾ってある。

鍔の製造法を知りたくなり検索しているが今のところ解らない。
様々な技法は紹介されているが、一からの製造解説がないのです。
つまり刀の製造などは実に詳しく紹介されそのような解説を望んでいるのです。

紹介されているものは現代の方法で、鉄板や銅・真鍮などの板を切り抜き、
彫金したりすることで私は地金の造り方から知りたいのです。

鋳造物はかなり精密に復元が可能で、時代づけも薬品によって加工ができるようだ。
それは贋物を作るというよりも、現代の作家の挑戦でもあると思いたい。
実際 現代作家の鍔は高額で取引されているようだ。

オークションで「ほしいなー」と思ったものですが、やはり追いつかなかった。

 五輪塔の透かしになっていますが、実に明快で面白い。
墓石の形式ですが、そのような図柄のものに興味を持つ人は少なかろうと判断しましたが甘かった

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