棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

クマのプーさん

2009-01-03 16:07:27 | 山郷の暮し
「クマのプーさんの哲学」についてはジョン・T・ウィリアムスを呼んでもらうのが一番。その著書には触れられていないのですが、本文を読んでナルホドと思った箇所をのたまわってみましょう。
 9-コブタが、ぜんぜん、水にかこまれるお話  で、私は気が小さく弱いコブタが、家に寄せ来る大水の中でのつぶやきが、バカに印象に残っているのです。
「プーはあんまり頭はいいほうじゃないさ。でも、けっして、ヘマはしない。プーがなにかばかなことをすると、それがバカなことでなくなっちゃうんだ。
フクロは頭がいいといえない。だれど・・・・にいかになにをすべきかを知っている。
ウサギ、あのひとは学問はない。でもいつだって名案をおもいつく・・・
と友達の人物評価をしていくのですが、この物語での登場者を理解するのに役立つ。なによりも、小さく弱い者が生き抜いてゆくには、廻りをしっかり観察し、正しい洞察力をもっていなくてはならないのだと。
さらにつけくわえるならば、コブタのつぶやきを全て持っている人間が、矛盾だらけでは在るが、理想的であるかもしれない。

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