棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

62-珍訳源氏-返り咲き

2009-08-21 09:31:59 | 物語・絵本・童話
源氏殿は多忙をきわめ、、この半年あまりは浮名を流すことがなかったのは、私の知る限り初めてのことでした。

翌年の二月に東宮さま(11歳 実は藤壺の宮と源氏の子)は元服をなされ、20日には突然譲位がなされ帝-冷泉帝に即位されたのです。
源氏殿が免じられたのが面白くない皇太后どの、さらに、息子朱雀帝から無視された決定に、どっと気弱になっていったのです。
新しい帝・冷泉帝の後見人である源氏殿は内大臣となり、亡き葵の上とに出来た和子(16歳)は童殿上といって、帝の話し相手として、特別に宮中に上がることができるようになったのです。
吾ら左大臣家も権力の中枢に返り咲き、私も頭中将から宰相をえて権中納言になりました。

お話はずっと先のことになりますが、源氏殿の実子-冷泉帝・童殿上と私の娘との間にひと悶着がおきてしまったのです。




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