棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

今宵の空は

2008-03-18 20:51:27 | 山郷の暮し
月齢は16--7日なのでしょうか。
本当は、こんなつまらない月の様子でなく、美しい日本の言葉ではじまりたいのですが、にわかに、浮かびません。教えてください。

真冬のピリピリと刺すような光ではなく「ほーなんですか?」と、優しい声の語りかけがあるような月光です。
ボワーとした光の空に、星が遊んでいます。
ようやく、安心出来る春になりました!

フキノトウが今一番の摘み取り時期。
ナズナが新芽をだし、あの独特な香りと味を楽しめる。

私がこの山郷に来た20年以前、ナズナを摘んでいると、畑にいたお婆ちゃんに言われたものです。
「兄さん、そんなの食べるだかい。もーらしいワやー。
これ、もっていきましょ」
と、野菜をいただいたのも、めずらしくはなかった。

このごろは、山菜人気で、もう2日あとにしたほおが・・。
たちまち、根こそぎとつまれてしまう。

道の駅をはじめ、各地の物産店ができ、山菜大歓迎で、買い入れているらしい。
タラの芽など、自分用に栽培したものが、もっていかれてしまった。
お婆ちゃんの「もっていきましょ」が、懐かしい今宵です。
散歩コースに福寿草が歌いだしました。愛犬さくら


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