棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

敦煌のお土産切手セット

2008-03-18 12:55:20 | コレクション
1993年、中国はまだ完全開放されていない時代だった。
外国人はダッ換券といって、人民幣(元)と違う通貨であった。
つまり、外人に対し、二重三重の価格制度だった。
中国人のお金持ちは、人民元は燃やすほどあっても、海外の品物は買えない。
そこで、闇マーケットでは、外人用の通貨が五倍以上で売れた。
ある意味では、一万元が人民元に変えると、5--10万元になる。
なんとも、奇妙なお国、御時世であった。

当時の中国の旅は、決して楽なものでなく、他の国々に比べても、最悪であった。
シルクロードの一人旅は、交通・宿・人々などなど、心身ともにへとへと。
それでも、憧れの敦煌莫高窟にいたったときは、いろいなことを含め気がぬけてしまった。

長旅でお土産など買えもしないが、小さな本屋で見つけたのが、切手セット。
今改めてみれば、ひどい印刷にひどい紙。1988年とようやく読めた。

莫高と書かれているのは、タバコのケース。
一応バーコードになっていたのですねー。

当時の紙幣・パンフなど、保存してありますが、
そのおそまつさが、いいコレクションといえます。


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