棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

酷暑の思い出

2012-08-10 06:47:58 | 山郷の暮し
熱中症の危険を連日報じられている今年の夏。3-4日前までは、ここ花の谷でも暑かった。
今朝は涼しく長袖での散歩ちょうどいい。このまま夏が終わるわけではないが、暑さ寒さも彼岸まで・・。
とはいっても、南の都会に比べたら「ぜいたく言うな」といわれそうですが・・。
どちらかというと暑い夏は大好きで、体調も極めてよく、よく眠れよく食える。なによりも「アジィーー」とデレーーとしていられるのがいい。
ボケ頭で、今までに経験した一番暑い地を思い起こすと、なんといってもパキスタン・ラホールから広がる砂漠だった。
 ラホール博物館のガンダーラ石仏を観たく、蒸し風呂以上のすざましい汽車にのってでかけた。
真夏のラマダーン(知らなかったのだが)に当たってしまい、食い物が売っていなかったが、仏教徒のお前は断食をしなくてもいい、と乗客がこっそり水や食料をくれた。
今思い出しても、涙が出るほど嬉しかったが、腹をすかしている連中の中で、飲み食いはできるものではない。
 汽車が急停車。なんとメッタにないという大砂嵐に遭遇してしまい、あらゆる隙間から砂が吹き込んでくるすざましさだった。
どのくらい停車をしたか忘れたが、現地の旅行者もぐったりしてしまい、ようやくたどり着いた駅で衣服の上から水を浴びた。
蒸し風呂の暑さから、さらに熱いところは砂漠にある遺跡だった。
つづく

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