棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

元気ですよーーー

2017-08-25 09:45:56 | 山郷の暮し
昨日は朝方はうじうじしていましたが、10時を過ぎたころから強い陽射しが湿っていた大地を照らし気温は一気に上がりだす。
雨上がりのように水蒸気沸き立つほどではありませんが、(その様はまるで白龍が昇るようです)まさに蒸し風呂のごときだ。
風がまったくなく、陽射しはばかりではなく木陰に入ってもムーーん・ベタベタしてきます。
緑一杯の、と言うより緑の中の花の谷でこの蒸し暑さでしたが、今朝は昨日の蒸し暑さが残り気分の悪い始まりでした。
猛暑の一日になるのかなと思いきや、雲がしだいに厚みを増し雨模様。
北陸から新潟にかけて大雨注意報がでり、その余波でにわかに天候が崩れたのでしょうか。
今年の夏はなんともさえない日々です。

しばらく制作がとまっていた「雷雲来る F50 油彩」の制作が一気に進みました。
この作品の意図は今年の春から描いている「風」をテーマにしたもの。

少々へ理屈を申せば、観たり触れたりすることができないが確かにアルと確信する魂のようなものを
「連続する生命体」として抽象的な制作をしてきた。
2-3年前からそのテーマで具体的に表現する素材として「風または気の流れ」を探り出した。

昔から「風の足跡」のたとえがあるように、風の表現は様々にあります。
台風のような強風は具体的に表現しやすいが、そよ吹く風の表現は難しい。
それだけに、人の心の一面として表すこともできないでもない。
つまり、見えないものを表すことになる。
と、判ったようなそおでないことはこの辺にして、話を戻しましょう。

描き始めは7月半ばでしたが中途のまま筆が取れなかったのは、体内から湧き上がってくる力が足りなかったのです。
大地のエネルギーを吸い上げ湧き上がる入道雲。真っ黒な雷雲が押し寄せ、風が吹き出してくる。
過去においてあまり制作をしてこなかった風景画に観られますが、私の中では別な位置づけになっています。正直 素直に風景画を描いていますと言えないのです。
「連続する生命体」と同じく、あらゆる生命の活力を表しているのです。
さらに、黒雲が押し寄せる様は現在の世情を暗示。
ただしその解決策を芸術家としい表せないのは残念で、筆が止まってしまった一因でもあるのです。


一気に気温が上がった昨日の天気に私の体も燃え上がってきました。
私は実に単純で雨や曇りの日はまったくやる気が失せてしまうのです。
とはいっても、くそ暑いのもたまりませんが。

たいした制作意図はありませんが「龍さん、元気だねー」と言ってもらえたら嬉しいなーー。

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