棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

彼岸花

2017-08-20 12:51:01 | 山郷の暮し
うだるような暑さもたまりませんが、まるで梅雨のようなうっとおしい日が続き、
所によっては集中豪雨で被害も出ています。
日々の散歩コースで山すその小道はぬかるみ、油断をするとスッテんころりんとなってしまいます。
真夏でこのようなことは、夕立の後くらいで記憶にありません。
野菜などは日照不足で良いものができていないようで、葉物野菜は高くなっていますね。
雑草の伸びは早く私などはとっくにいやになっていますが、その草むらから例年になく見事に咲いているのが彼岸花です。
それは我が家の雑草畑ばかりでなく、散歩道の雑草が茂る小道でもいえます。

この彼岸花の葉は水仙の葉を大きくしたような形状で、初夏になるころは枯れてしまい、いつの間にか消えています。
そして彼岸あたりからまるで筆のような細い茎がすーーと伸び、一見ユリに似たようなうす桃色の花がつく。
この花を良く観ると、空色や紫が潜みどことなく不思議な色合い。
私は切花として飾りますが、人によっては忌み嫌う方もいます。
開花する時期が名前のごとく彼岸ということと、葉もつけずに延びてきて咲くことにあるのかもしれない。
いかにも昔の日本的心情だと感じています。


葉のことですが、春の間はしっかり立っておりそれなりに美しいのですが、
暑くなってくると濃い緑色も失せ、だらしのない姿になってしまう。
そこで切ってしまうと花をつけてくれない。それもまた変わっています。
それは真っ赤なマンジュシャゲも同じようです。この花も彼岸花と呼ばれています。

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