棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

懐かしきカミソリ

2017-08-01 16:27:05 | 山郷の暮し
モー8月になってしまいましたが、松本地方はどんよりとし、時には朝から雨が降る日が続いています。
我が家の雑草畑は花たちはおろか、唯一の野菜であるトマトは玉はついているのですが、輝く赤色になっていません。
雑草に覆われてしまったこともありますが、多分温度が上がりきっていないこともあると思います。
散歩中見ますのに、プロのトマトもいまひとつという感じです。
猛暑もたまりませんが、このままでは良い野菜はできないでしょう。

さて、先日100円ショップに行きましたら昔懐かしきカミソリがありました。
小学生のころでしたから60年以前にもなっていますが、確か「貝印の安全カミソリ」と呼ばれていました。
当時と造り形などまったく同じです。
記憶の中のカミソリとまったく同じですが、貝印ではありません。
当然私が使ったわけでもないのに、なぜそんなに克明に覚えていたのか不思議なのですが、父親がこの安全カミソリを使うようになってから、
怪我をしなくなったと覚えています。
当時はナイフのような形で、父親は毎回チョビット血をながしていました。
照れ笑いをしながら「髭剃りはにがてでねー。君も大きくなったらわかるよ・・。」
(父は子供たちを 君 と呼んでくれた。)とよく言われました。

講演に出かけるような大切な日は、母がひげを剃っていました。
ある日のことです。
「ホー、こんないいものがあるのか」と妙に感心をし、「安全カミソリ」を手にしていた父の顔が浮かんできます。


私はあまり髭は濃くありませんから、100円ショップのもので十分で、それも数回は使います。
少し迷ったのですが懐かしき「安全カミソリ」を買い 5個100円、使ってみました。
切れるのですがもち手が小さく、なんとなく肌を切ってしまいそう。
安全よりもチョット怖い感じで、やはり使いにくい。

今は2-3刃が当たり前で、肌を傷めることもありません。それこそ安全カミソリです。

結論としてはお試しに買ってみましたが、お勧めできません。
それにしても、懐かしさで買う人は少ないと思うのですが、使い方によっては優れているのでしょうか。



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