棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

耳美学

2008-09-24 10:11:15 | 創作活動
耳寄りな話ではなく、ずばり耳の形のことです。
絵や彫刻などで意外と難しく、おろそかな製作になってしまっているのが、耳なのです。
品の在る美しい理想的な耳の形となると、決定的な形が見つからない。
確かインドの性典カーマースートラに、美女の条件の中に耳の形が細かく記されていた記憶がある。
多分、中国・日本・ヨーロッパなど、それぞれの民族の美観による、美女の雛形があるはずだ。なかでもヨーロッパは美学と結びついているほどだ。
それも、耳と女性の恥部は関係付けられて・・・・ものすごく面白いからご研究アレ
男の方も{福耳・貧乏耳・知的耳などなど」色々あるが時にどうでもいい。

画家として理想的な美しい耳の形を、描きたいという思いだが、最近のTVを視聴してガッカリしてしまった。
NHKの大河ドラマ「あつ姫」
衣装の美しさに見入ってしまうが、居並ぶ女優たちもいいが、やはり宮崎あおいは可愛いく、品と威厳が在る。
ところが、フアンの方々には申し訳ないが、和宮役の女優はいただけない。
最初に横顔が画面に現れたときは、申し訳ないが耳の形があまりにも悪くビックリしてしまった。
日本の髪型は、男女共に耳が確り見えてしまう。
だからこそ、襟足やおくれけなど首筋の微妙な美しさを見い出していた。
なんといっても、浮世絵の色香は現代作品に無い。
浮世絵などは微妙に形を変え、一層ムードをだしている
というよりも、現代は長い髪の毛が美女のシンボル。
お目目パッチリで襟足だの耳の形など、ごまかせる。
演出家・カメラマンも、そこまで美的センスが行き届いていない。
耳の形が思わしくなければ、カメラワークでどうにでもなるはずだが、きずいていないのだ。

相対的にカメラワークがまずい画面で、残念だ。
「篤姫」の出演者の中で、文句なしの美女中の美女は「若村麻由美」
横顔は日本人はどうもいけないが、彼女は美しくポット出のころから大フアンでゴンス。
話を戻そう。耳の形に注目して観て下さい。
鏡に向かって自分の耳を描いてみてください。
なんとも複雑な、面白い形をしています。
イラストは歌麿の浮気の相の一部です


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