棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

コタツから遊郭の話

2014-01-10 09:01:31 | 山郷の暮し
今朝はマイナス10度くらい冷え込んだかもしれないが、もーー驚きもしない。
ガチガチに凍てついた雪道。顔がピリピリしてくる。

こたつの話からいつしか遊郭のことになってしまいましたが、現実にお女郎さんをあげたこともないくせに解ったようなことを、と言われてしまいますね。(そう言う年配の方も少なくなってしまいましたが)
実は遊郭に大きな店を構えている親戚がありました。
店と書いていますが、ずばり政府公認 公娼 の売春業なのですが・・・。

私が可愛らしい坊ちゃんのころ、時々そのでかくて立派なお宅(店)にいきました。
母とも違う香りがするオネーサンたちに「坊ちゃん・ぼっちゃん」と可愛がられました。

二間はあったであろう入口はガラス戸になっていましたが、元は大戸が下りるようになっていました。
正面にはこれまた幅の広い階段があり、2階廊下にいたるとまた階段がありました。
当時はどうして二つも階段があるのか不思議でしたが、それは、お客どうしとが見られないしくみだったのです。
(店の方や階段に昇ってはいけないと言われていました )

また、遊郭独特の作りは、入口と並んでいる格子戸の部屋です。
今で言ったらショーウインドウで、お女郎さんが指名をまっていたのです。
では、お仕事の部屋の様子は・・・・・、残念ながら当時のことは現実には知りません。
しかし・・・私が成人後、その屋敷を取り壊すことになり、初めて観ることができたのです。
6畳程度の小部屋が長屋式に並び、廊下に面した障子戸だけでした。
もっと豪華な部屋があったはずですが、残念ながら永久に見ることができません。
寺社は歴史遺構と大切にされてきましたが、遊郭が保存されている所は無いでしょうねーー。

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