棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

37-棚からぼた餅--昔の農家を思う

2008-02-29 10:37:12 | 大人の童話
落語の「大山詣で」は、江戸時代のの裏話で、面白いですね。
どちらかといえば気晴らし・宴会的な講にたいし、結いは共同作業の集まりです。
道普請・屋根の葺き替え・草刈そして、田植え・稲刈り・山仕事など、人手がいる仕事です。

今日は、町内いっせい清掃・資源ごみ収集などかもしれませんね。
とても落語にはなりそうもありません。

農村地帯に開発された新興住宅地で、地域総出の草刈・清掃などに、
出不足料を徴収するとかで、行き違いが生じているのも、この結いの共同意識のちがいなのでしょうか。

結いは飲むのが目的ではありませんから、エプロン姿の奥様連が連れ合って飲みにいった話は聞きませんが・・・
まーー、エプロン姿でレストランやスナックで、
「うちの亭主ったらまた浮気してサーー」とか
「ねーーイケメンな男の子、紹介してヨ」
てなことがないと信じているんですが・・・・。

農村では寄り合って助け合うのが基本的な付き合いですから、
かなり濃密な関係になっていきます。
一集落が一族同姓だったりしますので、屋号で呼び合っています。
例えば、湧き水がでる家は「清水」 大通りの横だから「横道」 川が近いから「川手」など、さまざまです。
面白いのに「夏刈」 日当たりがよく、夏には水不足になりがちから、
ひとひねりして呼ばれたと思います。


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