棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

72-珍訳源氏-松風の巻

2009-08-31 08:42:50 | 物語・絵本・童話
光源氏殿が流刑になった明石の地で出来た恋人-明石の姫-に女の子が産れ、其れを知った源氏殿は大喜びで乳母などを送り込んだのです。
さらに、源氏殿は明石の姫(21歳)に「むすめ」をつれ、都に来るように請願していたのですか、なかなか上京してくりません。
実は明石の姫は密かに京に来ていました。
そのおり、姫が住吉神社に詣でたとき、偶然に参詣に来ていた源氏殿の華々しき行列を見て、改めて身分の違いを見せ付けられ、会わずにかえってしまったのです。
都の華々しさに気後れした姫は、気位が高かっただけに、一層かたくなになってしまったといえましょう。
しかし、父親のせっとくもあり、ようやく入道殿の所有地・嵯峨の大堰川(おおい川)に、母親と共に移り住んでくれたのです。


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